移りゆくソウルと春川タッカルビの旅 2007/8/27〜8/31   【Travel Diary】   【Home】

  【旅の日記】 【旅のごはん】 【旅の宿】

旅の日記


【準  備】
【 1日目】
【 2日目】
 
旅の準備
出国・鍾路
曹渓寺・東廟・三清閣・明洞
【 3日目】
【 4日目】
【 5日目】
慶煕宮・大学路・南楊州総合撮影所
南怡島・春川・ロッテマート
仁川空港・帰国
2007年8月28日 火曜日
〜曹渓寺で朝のお祈り!?〜

あぁ、お腹すいた〜。朝の7時20分頃、空きっ腹をかかえ、ホテルを出る。
ホテルから徒歩3分程、地下鉄の鍾閣駅の1番出口付近には、小さな屋台や、コンビニがある。やっぱり韓国の朝と言えばトースト。迷うことなく小さなトーストの屋台へ。 「ハナ ジュセヨ〜。(ひとつ、ちょうだい。)」
鉄板で、玉子やチーズを焼いてくれる。たっぷりのキャベツを挟み、1500ウォン。アツアツだ。
道端で朝食タイム。飲み物はホテルの冷蔵庫から持参している。無料の缶コーヒーだ。ぬかりはない!

満たされ、朝の散歩開始。目指すは、大韓仏教曹渓宗の総本山曹渓寺
ぶらぶらと北の方へ歩いていく。だんだんと仏具関連のお店が多くなる。お香の香りが漂い、いい雰囲気だ。
そして程なく、お寺に到着。こんな早い時間なのに、駐車場には車がいっぱい。
本殿では、多くの人々がお祈りをしている。スーツ姿の人も多い。出勤前に立ち寄るのだろう。

くつを脱ぎ、本殿に入る。大きな大きな金色の仏像が3体。色鮮やかな韓国のお寺は、いつ見ても美しい。
「シャシン トッテモイイデスカ?」とブラジル人に聞かれるも、「ワタシハ、ニホンジン。ワカラナイワ〜。」
ブラジル人も、この色彩の美しさにマイッタようだ。

こんな朝の散歩を終え、ホテルへ戻る。すずさんとお出かけなのだ。



〜幻の檀国大学「石宙善記念民俗博物館」〜

すずさんの朝は遅い。夜通しビールを飲んでいるからだけではない。壁塗り工事が大変なのだ!?
ふふふ・・・、すずさんの素顔を知る者はいない・・・。

修復工事を終えたすずさんと、9時頃ホテルを出る。ねえさんの趣味に引きずりまわす!?
まずは、「石宙善記念民俗博物館」。民俗服飾に関する展示品が9000点もあるという檀国大学構内の博物館。もちろん無料である。
昨夜、Mr.チャンから、玉水駅からバスに乗り換えたら・・・と聞いている。玉水駅までは順調。さて、バスはどこ?
地球の歩き方(D 13(2007〜2008年)にはグリーンバス1151番と載っているのだが、そんなバスの番号はない。
ここですずさん、観光公社に電話をかける。あぁ、なんて便利なソウル。もちろん日本語案内だ。

教えられた通り、9番バスに乗り込む。「タングン デハク カヨ?(檀国大学 行く?)」 運転手が何か言うが、降りろとは言わない。途中から歩けと言ってるようだ。
5分ほどで、運転手が降りろと言う。そして左手を指差す。ここから歩くのだなぁ〜。

ぶらぶらと歩く。なんだか外資系(?)の学校が多い。高級リムジンや、高級車が目につく。
そして、マレーシア、インド、メキシコ、エトセトラ・・・。各国大使館が軒を連ねる。いい地区だなぁ〜。
なかなか大学は現れない。何度か道を尋ねながら、やっとこさ到着したのは、20分も歩いてからだ。

門を入り、警備員やら、掃除のおばちゃんに博物館の場所を聞きながら歩く。しかし・・・。 この大学、おかしい!? 荒れている! 窓ガラスにヒビが! 学生いない! 校内暴力の爪あとなのか!?
なんとか博物館らしい建物を見つけるが、窓ガラスが粉々・・・・。看板がない・・・・????

入館すると警備員がいる。歩き方の「石宙善記念民俗博物館」のページを見せる。なんか喋りだす。何て言ってるんだ???
すずさんが、気付く! 「あっ、移転したっちゃ!」
警備員に韓国の地図を見せる。指指した先は、なんとエバーランドの近くである。あぁ、遠すぎる。あきらめるしかない・・・。

「ねえさん! 行きたいトコあったら、ちゃんと調べるっちゃ!」
「だから、地球の歩き方で調べたやん。これ、最新号やで〜。」
「ガイドブックを信じるバカがどこにおるっちゃ? そこに載ってる食堂は、おいしくないけっ!」
「あの、東大門のタッカンマリは美味しいやん!」
「金もらって載せてる店と、タダで載せてる店があるけっ!」
「そんなん、区別つかへんしぃ〜。」

あぁ、すずさに怒られ、それでも反省の色がないねえさんである。次、行くで〜!
ちなみに、檀国大学が移転したのは最近で、Mr.チャンやJ君はじめ、道を尋ねた方々も移転のことを知らなかったらしい。



〜幻の関帝廟「東廟」とノミの市〜

学食で若いイケメン達とお昼ごはん・・・なんて夢も消える。
大学の前にはバス停がある。市内行きのバスに乗り込む。なんと、あっと言う間に、ホテルのある鍾路に到着。
あぁ、朝は苦労したのに・・・・。

地下鉄に乗り換え、東廟駅へ。ここに、三国志の英雄関羽を祀る廟がある。
マイナーな誰も訪れないだろう観光地。こんな旅も面白い!?
地下鉄の3番出口を上がる。あぁ、お腹すいた〜。そろそろ12時だ。ここですずさんの本領発揮!
すぐに美味しい食堂を見つけるのである。3番出口のすぐそばにある、クルマウルは牡蠣料理の専門店。
夏なのに、牡蠣がごろごろ・・・。大満足の昼食となる。

東廟までの道には、ガラクタと呼ぶべきモノ達が並べられている。いったい誰が買うのだろう?
壊れたパソコン、擦り切れたかばん、汚い茶瓶・・・・。きっと、アンティークもある???
こんなノミの市を見るのも、楽しい。すぐに東廟へ。門を入る。 あれっ? 金網が??? 修復工事中だー!!!

「ねえさん、観光公社、行くっちゃ! ちゃんと調べるっちゃ!」
「う、うん。とりあえず、観光公社行こか・・・。」
と地下鉄の駅へ。
行くトコ、行くトコ・・・・。いったい何なんだ〜。



〜韓国観光公社で韓流スターにハマる!?〜

鍾路にある韓国観光公社は、ここ自体が観光コースとなっている。
韓流スターのコーナーがあり、いろいろと遊べるのである。

韓流スターと写真が撮れるコーナー。中国人ツアー客で大賑わいだ。早くどいてくれぇ〜。
まずは、自分の写真を撮る。そして、パソコンで、好きな韓流スターと合成する。それを自分のメールアドレスに送れるようになっている。
ファンじゃないんだけど・・・。。とりあえず、サンウさんと合体〜! メルアドに送信〜。楽しい!
すずさんもやってくる。ヨンさまと合体〜。メルアドに送信〜。こんなことを繰り返す。

もちろん情報収集も可能だ。無料のインターネットに、英語、日本語、中国語の案内係、各種パンフレットや情報誌。
イタレリツクセリの公社である。トイレも飲料水もある。

仕事が終わったJ君も韓国観光公社に現れる。若いJ君、よっぼどすずさんのことが好き? 親子ほど年の差が・・・。
危険な香りが・・・(笑)。
そして次の行き先は、青瓦台(大統領府)に決定。情報収集はバッチリだ!?
しかし・・・・。



〜幻の青瓦台と三清閣〜

観光公社のすぐ近く、永豊文庫の前から、無料バスが出ている。三清閣行きである。
合流したJ君。このバスでは青瓦台(大統領府)に行けないと言う。
J君の日本語はわからない。大統領府って三清閣にあるよね? タダやし乗ったらいいやん〜。

こうして2時46分発の無料バスに乗り込む。
乗ってから地図を見る。「あっ、大統領府と三清閣って離れてるでぇ〜。」
やはりJ君は韓国人! J君の言うことは正しい!
しかし、もうこんな間違いは許容範囲だ。三清閣行こう。
三清閣は、北漢山の中腹に位置し、もともとは要人の接待施設であった。伝統家屋と広い庭があり、現在は市民の散策スポットとなっている。

バスはどんどんと坂道を上がる。さすがは山の中腹の施設だ。降りたトコロは、静かな山の中。大きな建物と大きな公園。
散策を始める。「いいとこだっちゃ!」とすずさん。散策を楽しむ人が数組いるだけ・・・。
向かいの山には、城壁が見える。あれ、この前ねえさんが登った山かなぁ?

ベンチで休憩。電話でJ君が、大統領府への行き方を聞いている。2週間前までに予約をしないとダメとのことだ。
最初っから、J君に聞いてもらえばよかったって??? 後の祭り・・・。
今日は、目的地に行けない日。でもこんな旅の方が楽しい。おしゃべりや、散策を楽しみ、4時のバスで街へ戻る。



〜明洞でお買い物とチーズフォンデュな豚〜

ちょっとお化粧品買わなくっちゃね! 明洞へ行こう。
ここでJ君、買い物なんかに付き合ってられるかと、どかかへ消える。

パルガントンパウダーがなくなりそう。これを買わないとっ!
数年前に日本の雑誌で取り上げられてからの愛用品。シャネルより使い心地いいのだ。
日本人がいっぱいのお店「タレント化粧品」。店員はうっとぉしいが、ここで買おう。さっさと買い、つきまとう店員から逃れる。

明洞は、若者でいっぱい。いったいどこから湧いてくる???
お店の入れ替わりも多い。前にあったお店がなくなり、新しいお店が進出。日々、進歩だなぁ〜。
買い物も終わり、すずさん、J君に電話をする。「食べに行くけっ!」

すずさんがソウル滞在中2回は訪れるという、鍾路の「クイギョンジ」。ねえさんも、ここ行きたかったんだ〜。
なんと、焼いた豚肉を溶かしたチーズに浸して食べるのだ。チーズフォンデュの食べ方。美味しいだろうなぁ〜。
何度も書くが、韓国は豚である。毎日、豚食べるぞー!!

明洞から鍾路は徒歩圏内。テクテクと歩き、チーズな豚を想像する。よだれが・・・・。
そして到着した「クイギョンジ」で、期待以上の豚をパクパク食べるねえさんである。すずさんはぐびぐび飲む!
さてJ君。これから日韓交流会に参加するという。若いかわいい日本人の女の子を求め、席を立つ。
すずさんとねえさんの世話、お疲れ様〜。残った豚はねえさんが食べるし、ビールはすずさんが飲むからね〜。
かわいい女の子、見つけてね!
こうしてすずさんと2人、「クイギョンジ」でまったり・・・。あぁ、美味しい。

「わたし、これからナイトツアーに行くね。すずさんも行く?」
「ダメッちゃ。こんな時間に酒がないと、身体がもたんけっ!」

夜は酒がないと発狂するすずさんと別れ、ナイトツアーに行くことにするねえさん。
ソウル市主催のナイトツアー。5000ウォンのバスツアーでソウルの夜景が楽しめるのである。きれいだろうなぁ〜。
しかし、そこはねえさんの旅。何かが起こる???



〜幻のナイトツアー(前編)〜

ナイトツアーの出発は、光化門から。こんな情報だけで、鍾路から光化門へ歩く。
光化門って広いよなぁ〜。バスの出発はどこだろう? ぐるぐると歩き回る。あぁ、バス停ない・・・。
あきらめようかな? そう思った時、観光案内所が見える。その奥にツアーバスらしきバスが2台! あれだ〜!!

運転手に近づくと、「ナイト?」と聞かれる。頷くねえさん。5000ウォンを払い、バスに乗り込む。
ちょうど8時発のバスに間に合ったようだ。車内は15人ほど。韓国人、西洋人、たぶん日本人もいる。
ねえさんが乗り込み、バスは出発する。バスにはヘッドホンがあり、これで各国言語での案内が聞ける。

最初、左側座席に座っていたのだが、見えるのは道路と車の渦。ふと右を見ると漢江の美しい夜景が見える。
右に移動しよっ! ソウル市内を流れる漢江。遊覧船が行き交う。たくさんの橋が架かり、それぞれ趣向を凝らしたイルミネーションが楽しめる。
このイルミネーションは、未来への躍動を表して・・・って説明されても、わからん・・・。とりあえず、きれいな夜景を満喫する。

8時55分、バスはソウルタワーへ到着。標高265メートルの南山の上にそびえるソウルタワー。ソウルの夜景が一望できる。
ここで少しフリータイム。運転手が韓国語で帰りの出発時間をアナウンスする。「9時25分にバスは出発します。」
その後、日本語でのアナウンスもあった。しかり、運転手の日本語はわからない。韓国語でわかったからいいや〜。

バスを降りたトコロから、タワーまでは急な坂道だ。ふらふらへとへと・・・。
大勢の観光客がいる。Y旅行社の日本人団体までいるではないか? そぉか〜、夜まで市中引き回しのツアーなんだなぁー。
あまり時間もないので、タワーに登るのはあきらめる。登らずとも十分な夜景が見れる。決して、お金がないわけではない!?

団体行動は、早めが鉄則! トイレも行きたいし、バスへ戻ろう〜。
急な坂道を降りる。あれっ? 今、通ったバス、ねえさんのバスやん???
何で? あと10分あるでー! 
「アイゴ〜!(Oh! My god〜)チャッカンマンニョ〜(ちょっと待って〜)」
追いかける・・・・。



〜幻のナイトツアー(後編)〜

走るバスに追いつけるハズなどない。15分と25分を聞き間違えたのだ!
NHKの韓国語講座は1回で挫折し、市民向けのはじめての韓国語講座は3回で挫折し・・・。
こんなねえさんだけど、最近韓国語わかるやん! やっぱり右脳がいいからなぁ〜とうぬぼれていた自分が情けない。

あぁ、困った困った・・・。ってねえさんが困るハズもないのは、賢明なみささまにはお見通し!?
夜の9時過ぎに、南山のソウルタワーから鍾路のホテルまで帰るのは、ねえさんにとって苦もないこと。さぁ、帰ろ・・・。
ロープウェイは高いし、さすがに夜道を徒歩は危険だ。路線バスだな〜。バスは2系統。どっち乗ろ?
とりあえず、イテオンって英語表記があるバスにしよ。最初に見えた地下鉄の駅で降りよ。最悪イテオンまで乗ればいい。

日本のバスツアーで、乗客を置き去りにしようものなら、大問題だろう。
自分が遅れたことは棚の上の方にあげ、ツアー代金返金か、エライさんが手土産持って謝罪か・・・。こんなオチか?
日本は病んでいる・・・。
しかし、健全な社会は自己責任。遅れたねえさんが全て悪い。とぼとぼと自力で帰るだけ・・・。

バスに乗り込む。若い日本人の女性2人が、ガイドを連れている。若いなら、自分の足で歩けっ、と妙に腹が立つ。
あぁ、かなりヘコんでるねえさんなので、他人を攻めたくなる。ねえさんはちょっと病んでる?
バスは山を降りる。そして見慣れた風景が見えてくる。あっ、忠武路だ。地下鉄の駅がある! 降りよう〜。

こうして、地下鉄に乗り換え、無事にホテルへ帰る。
ホテルで洗濯をしながら、なんでこんなツライ旅ばっかり・・・と涙にくれる・・・ハズもない(笑)。 あぁ、ホントに目的地に行けない、散々な一日であった。

↑Topへ

【1日目】へ戻る。【3日目】へ進む。


曹渓寺

各国大使館

いろんな国の大使館が集ってました。外国人用の学校や幼稚園も・・・。高級リムジンもいっぱい。

檀国大学

取り壊し途中???

東廟

東廟周辺んは、ガラクタだらけ・・。おっちゃん率の高い地域だなぁ〜。

三清閣

あまり訪れる人もなく、ゆっくりと散歩が楽しめます。バスも無料だしね〜。


明洞

いつ行っても人で人で溢れてるよね。日本人率も高いし・・・。


ソウルタワー

ソウルタワーからの夜景は良いですよ〜。高性能カメラではないのでうまく撮れてませんが・・・。
しかし、まさか乗り遅れるなんてね。韓国語、知ったかぶりは止めよう!


  【旅の日記】 【旅のごはん】 【旅の宿】

移りゆくソウルと春川タッカルビの旅 2007/8/27〜8/31   【Travel Diary】   【Home】



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送