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2007年8月28日 火曜日 |
〜ソウル歴史博物館と慶煕宮〜
今日は、昨日のリベンジをしよう!
昨夜、ナイトツアーのバスに置いてけぼりにされたねえさん。5000ウォンも払ったのに〜〜〜。
少しでもモトを取り返さねばっ!
ナイトツアーに参加すると、各施設が割引になったり、無料になるチケットがもらえる。
この無料になる施設に行って、モト取るぞ〜!
無料は「ソウル歴史博物館」と「ソウル市立美術館」の2館。どちらも700ウォン。モトは取れないな・・・。
8時40分、ホテルを出発。光化門の方へ歩く。あぁ、昨夜の哀しいバスツアーの出発地だ。
光化門から少し歩くと、ソウル歴史博物館が見える。ひとつの都市にのみ焦点を絞った博物館はユニークらしいが・・・。
う〜ん、以前に国立中央博物館を見てしまっているので、見劣りするなぁ〜。空スペースも多いし・・・。
人が少なく、ゆっくりと回れるのはいい。
ここは慶煕宮の敷地内。博物館を出て、慶煕宮へ行こう。
15代国王の光海君により着工され、1623年に完成したた離宮。紆余曲折の末再建され、2002年から一般公開されているようだ。
え〜っと、ここ、誰もおらへんで〜? 観光客0、地元民0・・・・。ねえさん1人・・・。
見応えもない・・・。しかし、誰もいない慶煕宮で、しばし休もう。座り込み、空を眺める。
こんな静かな時間も旅には必要・・・。
〜ソウル市立美術館はオススメ!〜
さて次の無料は、「ソウル市立美術館」。
慶煕宮へ来る途中にあったなぁ〜。よし行こう!
さびれた建物に入り、チケットを渡す。なんだか困ってる・・・???
事務室に案内される。地図を書き出すアジョッシ(おじさん)。「本館」と漢字を書いて、行き方を説明してくれる。
わかった。ここは別館だ。
地図をもらう・・・が、ここならわかる。市庁の近く、石畳が美しい徳寿宮キルにある。
ぶらぶらと散歩しながら歩く。曇り空で、あまり暑くないので歩くのには最適だ。
今日は遠足日和なのだろうか? かわいい幼稚園児たちが、美術館に入っていく。先生、イケイケのおねえちゃんである。
美術館ではモネ展が開催されている。しかしこれを見るには追加料金がかかる。無料は常設展のみだ。
お金はあるんだけど〜、モネは韓国の人じゃないから〜、無料の常設展だけにしよっ!
受付で、名札のようなものを首から下げろと渡される!? 何や?
「私は、モネは見ません!」と書いてるような気がする。これでモネ展の前で、見張っている係員がチェックするのである。
この首輪を下げているのはねえさんだけである。幼稚園児でさえ、モネを見ている。負けた・・・。
1Fには、韓国の現在アート。かなり気に入るねえさん。
2Fには、千鏡子の絵画。世界各国を旅した人みたいで、日本の富士山の絵もある。これもいい!
この美術館とは感性が合ってしまったねえさんである。
美術館を出て、地下鉄市庁駅へ。ちょうど11時。徳寿宮の衛兵交代が始まる。この衛兵交代、何度見ても、ついつい見てしまう。
多くの観光客に混じり、小学生の遠足団体も見学している。ビルの谷間で、古の韓国・・・。
〜う○こを見に大学路へ!?〜
地下鉄市庁駅から、大学路へ向かう。
大学路(テハンノ)は、劇場や画廊が集まる芸術の街。アートな若者の街だ。
路上にもいろいろなオブジェがあり、なんとう○このオブジェまであるらしい。それを見に行くのだ。
地下鉄恵化駅の1番出口を上がると、うん○発見! 目的達成!
せっかくなので、街をぶらぶらしよう。
少し歩くとマロニエ公園。その名の通り、緑の銀杏が美しい。子供から大人までのんびりしている。
そして、この大学路の劇場の公演のポスターが数多く貼られている。
げっ!? 変な男が寄ってくる〜〜。ナンパ? イケメンじゃない・・。
すたこらさっさと逃げる。あぁ、美女はつらいの?????????
大学路の裏通りには、大小様々な劇場がある。アートな落書きなんかもあったりして、若者を感じる街だ。
ただ、昼間は公演がないのだろう。人通りは多くない。
さて、お腹がすいたなぁ〜。すずさんと地下鉄の新堂駅で待ち合わせてランチの約束だ。
すずさん、ちゃんと起きれてるかなぁ?
〜昔ながらの新堂洞市場と新堂洞刺身センター〜
地下鉄2号線の新堂駅。その1番出口を上がってびっくり。昔ながらの市場が目の前に広がっている。
すごい量の商品。こんなに売れるのか〜? うろうろしているとすずさんと再会!
そして、すずさんの若いつばめJ君もやってくる。さぁ、3人で刺身を食べに行こう〜。
知らない方々もいるかも知れないが、韓国でも刺身を食べる。あっ、知ってるって?
新堂洞市場の中ほどに、地下に降りる階段がある。そこを降りると新堂洞刺身センターがある。
2〜30軒ほどの、刺身専門店が並んでいる。
「今日は、いつもと違う店に行くっちゃ!」とすずさんが選んだのは、「ソウルの鉄人」というサイトに紹介されているお店。
すずさん、ソウルに来るたびに、刺身食ってるね〜。安いもんね〜。
メニューを見せてもらう。きちんと料金が表示されているので安心だ。
韓国でも鯛は高い。しかし意外に、ひらめが安いのだ! 日本人なら迷わずひらめだな!
ひらめのコース中が4万ウォン。3人で小3.5万でいいんちゃう? しかしJ君に押し切られ、中を注文。
ひらめのコースと言いながら、出てくる出てくるサービス品。
コーン、しいたけ、茹で海老、ほやにエトセトラ! 最後はメウンタン(アラの辛味スープ)まで出てくるよ〜。
そしてそして、すずさんのかばんの中からは、日本のしょう油と、チューブのわさびが出てくるよ〜。
韓国人は、刺身もコチュジャンつけて、サンチュ等の葉っぱにくるんで食べる。もちろんしょう油やわさびにつけても食べる。
しかし店に置いてあるしょう油とわさびは美味しくない。刺身食べるなら、日本のしょう油とわさびがいいのだ。
あぁ、うまい! こんな大量のひらめ・・・。日本では食べれないよぉ〜。満足、満足・・・。
食べに食べ、2時半頃食堂を後にする。
食事中に日本語ペラペラの韓国人Mr.チャンから電話があり、合流することになったのだ。
〜南楊州総合撮影所は映画のロケ地〜
地下鉄新川駅でMr.チャンと待ち合わせ。Mr.チャンは車で登場だ。
乗り込み、ドライブ開始〜。Mr.チャン、これからの予定を綿密に計画していた。
ちょっと、登場人物をおさらい。日本語ペラペラの韓国人Mr.チャン、日本語勉強中の若い韓国人J君。そしてすずさんとねえさん。
こんなメンバーで車を走らす。車内にはコブクロが流れ、会話は日本語。まるで日本をドライブしている気になってくる。
車はソウルの郊外へ。ソウルから離れると、山や川、自然が多くなる。
そして着いたトコロは、南楊州総合撮影所。Mr.チャンによると、韓国映画の3分の1はこの撮影所で作られているらしい。
日本人には、「JSA」の板門店セットや、「スキャンダル」の街並みセット、「頭の中の消しゴム」の部屋セットで知られている撮影所だろう。
「空気が違うでしょう〜。」とMr.チャン。ソウルのごみごみした都会の空気とは違い、山奥にある撮影所の見学は森林浴も兼ねている!?
入場料は3000ウォン。建物の中には、映画で実際に使われる衣装や小道具が数多く置かれているのが興味深い。
じっくりと見ていくと時間がかなり経つ。外のオープンセットも見なくてはっ!
有名な「JSA」の板門店セットを見ていると小雨がぱらぱら・・・。夏なのに寒いくらいだ。
「スキャンダル」の街並みセットはチラッと見て、建物の中へ入る。すずさん、ちょっと残念そう。ヨン様のファンなの?
運がよければ、実際の撮影が行われていることもあるらしい。
お昼をしっかり食べたねえさん達。しかしお腹をすかしたMr.チャンに追い立てられ、夕食へと向かうのである。
〜純豆腐の名店「キワジ」とデートスポット「ボンジュール」〜
「純豆腐の美味しいお店、行きます!」とMr.チャン。
純豆腐は江陵で食べたなぁ〜。あっさりして日本人好みの料理だ。
まだ夕食にはちょっと早い5時半頃、純豆腐の名店「キワジ」に到着。ソウル郊外にあるこのお店は、車がないと来られない!
昔風の建物、門を入るとおからが入った桶が??? 「ご自由にお持ち帰り下さい。」なのだ。
店内も落ち着いた昔風。お客さんがいっぱいだ。
すずさんとJ君のために注文したどんどん酒は、韓国のどぶろく。少し飲むと、さっぱりとした味わいで飲みやすい。
酔いが回るらしいので、一口で・・・・。
純豆腐定食は、江陵のものとはまた違う。こちらも美味しい〜。やわらかく優しい味わい・・・。
さて、次は、ソウルっ子なら誰もが知ってる「ボンジュール」へ。郊外にあるこのお店、レストランというか、カフェというか・・・。
ログハウス風の建物は、がたごと道の先にあり、回りには何もない。
かなり広く、屋内、屋外、半屋内・・・。屋外では焚き火がたかれている。
半屋内のテーブルに陣取る。カプチーノは5000ウォンとイケイケのお値段。それでもソウルっ子はやってくる。
「川と山が見え、電車がたまに通り、そして焚き火で焼き芋を焼く! ロマンティックでしょう〜。」
「ここに狙ってる女性を連れてきて、告白するんです〜。焼き芋、焼きながら・・・。」
「焼き芋はロマンティックじゃない〜。」
「焼き芋はロマンチックじゃないっちゃっ!」と同時に叫ぶねえさんとすずさん。
ちなみに焼き芋は、勝手に持ち込んでいいらしく、アルミホイルに包んで、串にでもさして勝手に焼けばいいようで・・・・。
日韓の溝は深まるばかりの恋愛談義・・・・。しかし若いJ君は、絶対ここにかわいい日本人を連れてきて告白するっ!と心に誓ったようである。
焼き芋はやめろよ〜。
夜は更ける。しかしソウルっ子たちは、次から次へと、このデートコースへやってくる。
韓国ドラマさながらの、熱い会話が交わされているのであろうか・・・・。
さぁ、こっちはそろそろ帰ろう〜。ロマンティックな溝は埋まりそうにないし・・・(笑)。
ホテルの近くまで送ってもらい、すずさんとキムパブ買って帰る。今日は充実の一日だったなぁ〜。
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ボンジュール
日本も、ソウルも都会っ子は自然を求めるのですね〜。
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