南韓国の山とお寺とロケ地めぐりの旅 2005/12/1〜12/7   【Travel Diary】   【Home】

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旅の日記


【準  備】
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旅の準備
出国・釜山から光州へ・道庁
無等山・光州駅
潭陽バスツアー・芸術の町
【 4日目】
【 5日目】
【 6日目】
【 7日目】
松広寺・光州から全州へ
全州・馬耳山・全州から大田へ
錦山・大田から釜山へ・釜山大学
帰国
2005年12月4日 日曜日
〜雪の「松広寺」〜

今日はホテルをチェックアウトする。といっても窓口にこそっと鍵を返すだけ。
外に出ると雪が降っている。 初雪だ!!たぶん・・ね。 めっちゃ寒い!昨日までとは段違いの寒さだ。

光州バスターミナルのコインロッカーに荷物を預け(1000w)、「松広寺」行きの切符を買う。
始発が8時50分で5600wだ。 禅宗のお寺で、韓国の三大名刹。光州から1時間半で直行便があるので行きやすい。

予定通り、1時間半程で到着した。バス停の付近には食堂や山歩きの道具を売る店がある。
観光バスも数台停まっている。どうも雪山登山をする人たちのようだ。ホント、韓国人は山好きだ。
ここ「松広寺」は曹渓山の森の奥のお寺。登山コースもある。こんな雪山、よく歩くよな〜!

2500wの拝観料を払い、坂道を歩く。雪が降っている。風情はあるのだが寒いっ! なかば走りながらお寺に向う。
お寺は大きく綺麗だ。今まで見たどのお寺よりも素晴らしい。お経が聞こえ聖厳な雰囲気が漂っている。
宝物殿もあり、自由に見学できる。寒いのに結構な参拝客や登山客だ。
山の中にひっそりと、しかし大規模に建つお寺である。

雪は降り続く。寒いので1時間ほどで駐車場に戻った。次のバスを確認すると12時20分だ。あと1時間ほどある。
食堂でお昼を食べることにする。おねえちゃんに呼び込まれ素直に入る。もちろん何が食べれるかは不明だ。
山菜ビビンバを注文し、知らない人にパジョン(日本で言うならお好み焼き)を分けてもらう!
やはりここは山、副菜はわらびなどの山菜だ。

12時ころ、バス停に行くとバスはすでに来ていた。運転手がドアを開けてくれ、車内で待たせてくれた。 2時10分ころ光州に到着。雪のためか行きよりも少し時間がかかった。
コインロッカーから荷物を出し、長蛇の切符売り場に並ぶ。今日は日曜、みんなおでかけだ。

ようやく順番が来て「ジョンジュ(全州)。」と窓口で告げる。
5300wを支払い、意気揚々、悲劇への片道切符を手にしたねえさんである。 バスは3時発、後30分ある。ラーメンでも食べよ!  ONE WAY TICKET TO THE BLUES〜



〜光州発全州行き・悲劇の片道切符〜

バスは満席。3時ちょうど出発した。雪は相変わらず降り続いている。
さっき食べたラーメンのせいか、すぐにうとうと。気がつくと30分経っていた。
バスは高速道路、でものろのろ運転だ。サイレンの音も聞こえる。あ〜事故か・・・。
のろのろ運転が続く。4時ごろ車5台が関係している事故現場を通る。これが理由か!!
バスはやっと動き出した。光州〜全州間は通常1時間半。しかしもう1時間も経過している。1時間ほど遅れるのかな、あ〜あ!

しかし10分も走るとまた止まる。対向車線を見ると車がほとんど走っていない? 規制でもしてるのか? こっちは数珠繋ぎだ! 雪はどんどんと降り積もる・・・・。到着6時くらいになるのかな?

30秒ほど動き、10分止まる。この繰り返しだ。対向車線には動かなくなった車、ゆるい坂で後ろに滑っていく車が見える。
7時だ。4時間経過した。運転手が乗客に何か言っている。何人かがバスを降りる。ねえさんも降りてみる。 あ〜立ちシ○ンタイムだ〜! いいな〜! 立ちシ○ン・・・。

8時、ひとりの乗客と運転手がもめている。運転手が怒鳴る・・・・。
しかしその40代くらいの男性は運転手の制止を振り切り、高速道路を歩いて全州に向っていった。
3時に乗ってから5時間経ったとはいえ、全然動いていない! どうするんだ???

このころから頭に浮かぶのは愛しい愛しいつぶおさんのことばかり・・・。
そう「ファジャンシル オディエヨ〜?(トイレどこ?)」だ!!!! *つぶおさんはトイレの管理人さんです。ねえさんのリンク先を参考に。
つらい・・・。寝よ!

30分程眠った。バスはもちろん1oも動いていない!
バスから9時のKBSニュースが流れる。「高速道路がどうのこうの・・・」って言った!このことだ!
ねえさん、ニュースな女になりました!

それにしてもトイレはどこだ?
中年男性と若い女の子が運転手の元へ行く。何か話している。
その話しを聞き、女性が次々と席を立つ。ねえさんもすかさず立つ!
言葉はわからないが、本能でわかる!トイレだ! 運転手がドアを開け、次々に人が降りる。男性も降りる・・・。

バスの隣の大型トラックの前で・・・・。そこでは田舎の中国の光景が繰り広げられるのであった。
くらくら・・・クラッ。 



〜光州発全州行き・軟禁状態はいつまで続く?〜

中国にワープしたねえさん! もう怖いものはない。ふっきれた!
コンタクトを外し、眠る準備をする。
ラーメンを食べて以来、飲まず食わずであるが・・・。食料は山ほどある。昨日おばあさんにもらったお菓子だ。
バスのみんなに3個ずつ配っても大丈夫だ。でも食べない! もし腸が動いてに行きたくなれば大変だ!
眠ろう・・・。 もう9時半。良い子は眠る時間・・・。

突然、バスの中で歓声が上がる! 動き出したのだ! 時計を見ると11時だ。
バスに乗ってから8時間が経過している!! うるうる・・・。 もう停まることはなくスムーズに動く。それでもスピードは出ないが・・・。

全州の料金所で運転手が怒鳴っている。高速料金を払わないと駄々でもこねてるのかと思ったのだが・・・。
なんとドアが開き、ひとりの男性が乗り込んできた。8時ごろ歩くと言ってバスを降りた人だ。
時間的にみて、途中ヒッチハイクをし、料金所でバスが来るのを待っていたのだろう。う〜ん・・・。

こうして、雪の全州に到着したのは、日付もかわった夜中の1時である。動き出してからも2時間かかった・・・。
光州〜全州間は1時間30分が相場だ!!!
             なのに10時間かかった!!!

バスを降りる。知らない街に夜中放り出されて怖くない?
へんっ! もう脳みそなんてとっくに麻痺状態! それに開放された喜びが大きい!
実際、バスターミナルは次から次・・というのは大げさだが、同じ様に雪に閉じ込められたバスが入ってくる。
迎えの人々、客引きのタクシー、ベンチに座り込む若い女の子・・・人がいっぱいだ。

ターミナル近くにコンビニが見える。まずはおでんだ!おでんは日本人の心だな〜!うまいっ! その場で2本食べる! うるうる・・・。
同じく日本人の心「三角おにぎり」とフィリピン人の心「バナナジュース」を買い、ホテル探しだ。
実はこのコンビニの上も旅館である。しかし、窓に灯りが1つだけ。流行ってないのはイヤだな〜!
今思えば、夜中の1時、みんな電気を消して寝てるよな。

それに、どうしても正真正銘のラブホに泊まりたいねえさんなのである。どうしてって?
10時間軟禁されてみて下さい。「大きなお風呂で身体を伸ばしたい!」って思うのが日本人の心である!!!!
ラブホはお風呂が大きいハズと単純に思ったのだ。
あっ、韓国のホテル事情ですが、ラブホでも1人で泊まれるんです。明確な線引きはなく、誰でも利用できます。

こうしてこのコンビニのすぐ裏にある、きらきらネオンの一軒に入る。
5万ウォン位でも泊まろう・・・と覚悟したが、3万ウォン! ラッキーだ。
部屋は新品。パソコンまである。予想通りお風呂も大きい! ベッドはふかふか。

まずはバナナジュースだ。10時間一滴の水も飲んでいない。身体が乾いている! うまいっ! そしてバスタブにお湯を入れながら、律儀に洗濯をするねえさんである・・・。
大きなバスタブで身体を伸ばし、やっと生き返る。ふ〜!

ふかふかのベッドにもぐりこむと、すぐに眠りにおちた。ラブホは日本人の心だ。
すやすや・・・スヤッ。

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松広寺

雪景色の美しい松広寺。
かなり寒いですっ!


格安旅館(モーテル)の
泊まり方

窓口(フロント)で「パン イッソヨ? オルマエヨ?(部屋ある?いくら?」と言いましょう!
大きなフロントはありません。窓口と呼びたい・・・・。1Fではなく2Fや3Fに窓口のあるホテルもあります。

値段に納得すればお金を払い鍵をもらうだけの超カンタンシステム。どんな部屋か確認したければ、部屋を見せてもらってからお金を払いましょう。

チェックイン、チェックアウトなんて時間はありません。いつでもご自由に(^_-)-☆。
朝のチェックアウト時、たいてい宿の人は窓口の奥でぐぅぐぅ寝ています。起こさないようにそっと鍵を窓口に返して旅立つダケ!

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