南韓国の山とお寺とロケ地めぐりの旅 2005/12/1〜12/7   【Travel Diary】   【Home】

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旅の日記


【準  備】
【 1日目】
【 2日目】
【 3日目】
 
旅の準備
出国・釜山から光州へ・道庁
無等山・光州駅
潭陽バスツアー・芸術の町
【 4日目】
【 5日目】
【 6日目】
【 7日目】
松広寺・光州から全州へ
全州・馬耳山・全州から大田へ
錦山・大田から釜山へ・釜山大学
帰国
2005年12月5日 月曜日
〜全州の朝は雪景色〜

ぐっすりと眠り、気付くと朝の7時半だ。大急ぎで仕度をする。
昨夜というか深夜食べれなかった日本人の心「三角おにぎり」を食べる。このおにぎり、パッケージにとうがらしのマークがある。
とうがらしマーク1つは、キムチチャーハン、マークがないのはツナマヨだった。ツナマヨは日本人の心だな〜!

綺麗な部屋に別れを告げるのはもったいないが、行かねば!
昨日の軟禁状態により、大幅に予定を変更する。観光をすませ、今日中に大田に行くのだ!
大田? わかりますか? バスはコリゴリのねえさん。帰りの出国空港・釜山までは大田からKTX(新幹線)に乗ることに決めた。釜山までは遠いもん。また軟禁されたら大変だ〜!

さあ、出発だ〜! 高速バスターミナルへ向う。
外は一面の雪景色だ。寒いな〜!



〜全州韓屋村は韓国伝統家屋の街〜

高速バスターミナルのコインロッカーに荷物を預け、窓口で「ジナン(鎮安)。」と告げる。
すると、何か言っている。首を振っている。鎮安行きはないと言ってるようだ。切符売り場が違うのか???
「オディ(どこ)?」と聞くと、「シウエ ポス テミナル(市外バスターミナル)。」と答えが返ってきた。
あ〜、全州は高速バスターミナルと市外バスターミナルは違う場所だったんだ。納得!

実はねえさん、全州に来た目的は全州観光ではないのだ。鎮安行きのバスに乗るための中継点として利用するためだけ。
ついでに夕方から全州の街でも散策しよ!っと思ってたら昨夜の軟禁!全州散策は捨てると決意した。

しかしこの際、またまた予定変更。先に全州をかけ足で観光してから、鎮安に行こう!
外に出て、若いカップルに英語で「豊南門」の方向を確認する。この「豊南門」辺りに全州韓屋村があるのだ。
バスに乗ると言ってもどっちの方向のバスに乗ればいいのかわからない。だいだいの方向だけつかむ。

バス停で待ちながらタクシーも捜す。先に来た方に乗ろう! 結局タクシーが先にくる。
タクシーに乗り、せっかくなので梧木台(オモクデ)まで行ってもらうことにする。韓屋敷が一望できる高台だ。
「オモクデ カ ジュセヨ。(梧木台に行って下さい。)」とフルセンテンスがいつの間にか喋れるねえさんである。エライ!
3200wを払い、タクシーを降りる。昨日の雪で梧木台に行く坂がつるつると滑る。

しかし、梧木台から見下ろす雪化粧をした韓屋村はどの季節よりも素晴らしいに違いない。

全州の見所はこの周辺に固まっている。徒歩で回ることができる。
韓屋村で古の韓国を偲びながら歩く。路地裏に入ると実際に人が生活している様子が伺える。
しかし、表通りはなんとなく映画村や民俗村のような感じは否めない。
慶基殿、そして豊南門まで歩く。豊南門でタクシーを拾い、今度は市外バスターミナルへ行く。(3300w)



〜全州から鎮安・鎮安のバスターミナルはややこしい!〜

全州市外バスターミナルから鎮安までは3300w。9時50分発に乗れた。
11時10分過ぎに鎮安に到着。田舎の古びたバス停だ。右も左もわからない。田舎は英語も漢字もない!
切符売り場で「馬耳山」行きのバスを聞く。
「マイサン ポス オディ? (馬耳山 バス どこ?)」と叫ぶ!どうも韓国語は大声で強く言うと通じるのだ!?
バスはこのターミナル(全州からのバスの降車場所)から発車しているようだ。
ここで切符も買えた。800w。

乗り場は看板があるから見ろと言われる。乗り場で看板を確認すると3番の下に「馬耳山」とハングルで書いてある。
3番で待っているが、違う行き先のバスばかりが来て、「馬耳山」行きは来ない!?
心配になりちょっとウロウロすると、なんと6番に「馬耳山」行きが停まっている! お〜い、違う場所に停まるな。
こうして、12時発の「馬耳山」行きのバスに乗る・・・。50分近くバス停でのんびりしていたねえさんである・・・・。

「馬耳山」は読んで字のごとく、馬の耳のような山である。ぽこんぽこんと、ふたつの峰が馬の耳を形造る。とっても可愛い形だ。
そしてこの山には塔寺というお寺がある。自然石を積み重ねて造った石塔で、80基ほどがあるようだ。積み上げたたけなのに嵐でも揺れたり崩れたりしないとか・・・。 この塔寺。写真で見てからどうしても行きたくなった場所・・・。

約10分程で「馬耳山」に到着。後でわかるが、ここは「馬耳山」の北駐車場であった。



〜馬耳山を歩く。〜

バスを降り、すぐに階段があったので登る。階段にはハングルで「塔寺(タパサ)」の文字がある。
少し歩くと券売機がある。ここで入場券を買うようだ。
おじさんがすぐに中から出てきてくれて、券売機でチッケトを買ってくれた。(2000w)
さあ、馬耳山散歩開始だ。

目の前には長い長い急な階段がある。ここを登るの???
雪で滑ったら危ない。手すりを持ちながらゆっくりと登る。
実は、ねえさん以外、人の姿がないのだ。雪だからかなぁ? 誰も踏んでいない雪を歩くのは気持ちいい!

階段を登り終えると、おおっ〜!目の前に馬の耳がふたつ大きく見える! すごいっ!
山が迫っている。この山は岩山だ。堆積岩のようだ。
「山には絶対登らないで!」と英語で注意書きがある。岩がぽろぽろ落ちてくるらしい。

ここから600メートルほどで塔寺(タパサ)という標識がある。
またゆっくりと歩く。しばらく行くと塔寺が見える。石をひとつづつ積み上げて造った塔だ。
幻想的な光景に言葉もない。しばらく佇むだけ・・・。
馬耳山と塔寺、今まで訪れた韓国の中で、否、どの場所よりも幻想的で神聖な雰囲気に包まれている。
雪景色、そして人がいない静寂、訪れた時期も本当によかった。

塔の近くまで行けるのだが、山が間近に迫っているため、上から氷が降ってくる。当れば・・・危ない!
上を見ながら、足元が滑らないように、なかなか運動神経のいる観光だ。

こうして、こんな光景はもう二度と見れないかもしれないと思い、何度も何度も振り返りながらその場を後にする。

標識を見ると、南駐車場と北駐車場と2箇所の駐車場がある。方向でバスで着いたのが北駐車場だとわかる。
南駐車場まで歩いてみることにする。2キロほどだ。塔寺から南駐車場までは車が通れる道だ。坂もゆるやかだ。
歩くのに自信のない人は南駐車場から歩くか、タクシーで塔寺まで来れるようになっている。

途中、湖があり、ボートがある。そして桜並木が続いている。春には賑わいそうだ。
黄色のお寺があり、この付近から食堂が続く。
そして観光案内所を発見した。ここで帰りのバスのことを聞くことにしよう!



〜馬耳山、帰りのバスは要注意!〜

観光案内所では台湾人かと聞かれる。中国語担当の人のようだ。 「ジナン ポス ミョッシ?(鎮安 バス 何時?)」と聞くと、困ったような顔で次は5時だと言う。
えっ? まだ2時なんだよ〜! 察するに、鎮安と馬耳山は、北駐車場がメインの発着場になっているらしい。
南駐車場には一部のバスしか回ってこないのだ。あ〜、また来た道を戻るのか???
困っていると、「ジョンジュ(全州)行きなら、2時20分にある。」と言ってくれる。
お〜!これは好都合。ホントの目的地は全州だ。なんてラッキー。

バス乗り場に移動すると、すぐにバスが来る。普通のつり革付きの路線バスだ。
「ジョンジュ(全州)?」と聞くと乗るように言ってくれる。3500wだ。
運転手がいろいろ聞いてくる。「オディ(どこ)」という単語がわかったので「イルボン(日本)」と答えるが・・・
ははは、全州のどこに行くかと聞いていたようだ。「ポス テミナル(バスターミナル)」と答える。
すると、「ヨク(駅) テクシ(タクシー)」という単語が聞こえる。
はは〜ん、このバスは全州駅行きなので、そこからタクシーに乗れと言ってるのだ。
会話ができるようになったねえさんである。

バスは各駅停車で全州へ。全州に到着すると、運転手がタクシーに乗るように言ってくれる。
タクシーが通ればクラクションを鳴らし合図してくれる。親切だ。
タクシーで高速バスターミナルへ。2300w。
実は、まだお昼を食べていない。バスターミナル近くの食堂で「全州名物ビビンバ」を食べる。
美味しいな〜。

ちなみに全州は「ビビンバ」と「もやしクッパ」が名物。もやしクッパは何故か光州バスターミナルで食べたねえさん。
バスが遅れ、全州では時間がなくなって一食しか食べることができなかった。光州で食べれてよかった!(^^)!



〜予定を変更し大田に向う。〜

さて、昨夜は軟禁状態の刑に陥ったねえさん。予定を変更し大田へ向う。
帰りの釜山までは大田からKTX(新幹線)を使うことにする。もう軟禁はこりごりなのだ。
全州高速バスターミナルのコインロッカーから荷物を出し、大田行きの切符9000wを購入する。4時05分発だ。

大田が近づくと、カルチャーショックを受ける!!! ここはワシントンか?(ワシントン行ったことないけど・・・。)
大きな大きな企業のビルがいっぱいだ。整然と立ち並んでいる。すごいっ!
そして、バスが停まる。乗客の数名が降りる。バスのエンジンが止まる。
信号でまたエンジンが止まる。そうか〜、新しい街はアイドリングストップなんだ〜。すごいな〜!と ひとしきり感心するねえさんであるが・・・。

バスが、ある建物に入る。えっ?ここはもしや??? 「ガソリンスタンドだ〜!!!」
このバス、燃料がなかったんだ。アイドリングストップって感心したねえさん・・・おバカ・・。
ガソリン給油後、5分もかからずバスターミナルへ。ホントギリギリだったんだな。危ない危ない・・・。

5時半。大田に到着。モーテルがいっぱいだ。バスターミナルのすぐ近くの、今度はあまりきらきら度が少ない一角のモーテルを選ぶ。なかなか良い。
窓口の隣の部屋をくれたので、移動も楽で、防犯上も安心だ。
街をうろうろするとホームプラス(スーパー)があった。ここで遊ぶ。どうもスーパーが好きなねえさんである。
またまたおでんを食べホテルへと帰る。めちゃめちゃ寒いっ! ちょっと夜の外は無理・・・。

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全州の雪景色

全州にももちろん近代的なビルはたくさんあります。 でも、ちょうど雪でそんなビルを隠してくれて・・。素晴らしい韓屋敷の景観が楽しめました。

馬耳山(塔寺)

幻想的な景色に感動の馬耳山。
馬耳山北駐車には、バスの時刻表(もちろんハングル)が設置されているようです。(ねえさんは気付かなかった。) 到着時に帰りの時間を確認した方がよいですね。



夜の大田

ネオンがきらきら・・・。たぶん大田で撮ったと思うんだけどね。



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