冥土の土産にメープル街道を迷走の旅 2006/10/2〜10/11   【Travel Diary】   【Home】

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旅の日記


【準  備】

【 1日目】

【 2日目】

【 3日目】

【 4日目】

旅の準備

出発

ケベックバスツアー(コーチカナダ)

世界の女王マリア大聖堂・ノートルダム大聖堂・
モントリオール市庁舎・ロレンシャンへ
モン・トランブラン・モン・トランブラン村
【 5日目】

【 6日目】

【 7日目】

【 8日目】

【 9日目】

ジャン・タロン・マーケット・聖ジョセフ礼拝堂

VIA鉄道・エスニックタウン・博覧会場・
ハーバーフロント
ナイアガラ・フォールズ

トロント大学・イートンセンター

帰国

2006年10月3日火曜日
〜さらば、不機嫌なシカゴ・オヘア空港〜

とうとう夜中の1時20分、機内への案内がある。日付がかわったよ・・・・。
オヘア空港でなんと10時間も過ごした。Cコンコースはもうねえさんの庭のようなものだ。
ベンチの寝心地だけはよい空港である。 しかし、空港で10時間くらい訳はないっ! トイレもあれば水もある。雪でバスに10時間軟禁されることに比べれば天国なのであ〜る。
去年の光州発全州行き・悲劇の片道切符事件に比べれば・・・。

草木も眠る丑三つ時・・・雷様もおとなしくなり、やっと離陸。うれしい〜。ケベックツアーに間に合う。
1時間の時差があるので早朝4時40分、モントリオールに到着。入国審査は簡単。荷物を取り、外へでる。

さすがに空港の施設は閉まっている。両替ができない。バスもない。
タクシー乗り場に行き、カードが使えるか確認する。もちろんOK。乗る前に料金もしっかり確認。
空港〜ダウンタウンは協定料金で35ドルらしい。歩き方には31ドルと書いてある。値上がり? チップ込み?

タクシーを降りる時にチップのことを聞いてみる。含まれていなかった。
まず、35ドルと書いた伝票が渡される。そこに自分でチップの金額を書き入れ、合計金額も書き入れる。
チップの相場がわからなかったので運転手に聞く。誠実そうな女性の運転手だったので信用することに決めた。 チップで5ドル、合計40ドルと書く人が多いとのこと。素直に書き入れ渡す。控えをもらい終了。
後日タクシー料金のことを知る機会があった。やはり35ドルが協定料金。歩き方で見た料金は他にも上がっているものが多かった。


〜オルベージュ・ド・ジュネス・モントリオールは親切!〜

ユースホステル(オルベージュ・ド・ジュネス・モントリオール)には6時前に到着。早速チェックインをする。
大部屋1泊29.35ドル。2泊予約している。
もちろん昨日の分はキャンセル代としてカード会社にチャージされている。なので部屋を利用しなければ!
4人部屋が空いていたので、そこを3人で使わせてくれることになった。ラッキー。
フロントの男性は親日家。とっても親切だ。一応、キャンセル料まけてくれ〜って頼んだけど、これはさすがにNO!
カードキーとシーツ、バスタオルをもらい部屋へ。ユースホステルはシーツを自分でセットするのだ。

初めてのユースホステル。思ったよりきれい。シャワー、トイレも部屋の中にあった。
もう眠る時間はない。ツアーは8時出発だ。集合場所までは歩いて20分くらいかかるだろう。初めての街、早めに出発しよう。
出発までキッチンで過ごすことにする。お湯を沸かしコーヒーを入れる。昨夜シカゴの空港で買ったマクドナルドの残り物で朝ごはん。眠い・・・。
そうそうペットボトルに入れるお茶も作ろう。空のペットボトルを持っていないじじい、うらやましそうである。
コーヒーや、お茶の葉ももちろん日本から持参のケチケチ三人衆である。


〜コーチカナダ(グレイライン)のケベックバスツアー〜

7時10分ころユースを出る。目指すはドルチェスター広場だ。
歩きながらATMを探す。当座の現金も確保しなければ、カナダドルが全くない。なんなく見つけ、じじいが代表で100ドル下ろす。
あまり迷うこともなく広場へ。バスが2台停まっている。運転手に尋ねよう。
バスの向かいの建物をを指さし、「アソコデ、クーポンヲ モラッテキテ クダサイ。」と教えてくれる。
eメールを印刷したものを渡し、クーポンを受け取る。しかし・・・待ったがかかる!? 「リコンファーム シテナイデショ?」と受付のおばぁ。
予約の確認がいるなんてどこにも書いてないよ〜。「シラナカッタワ。」と言って事なきを得る。まぁ、席があったんだろう。

じじい、一息いれようと受付のそばのベンチに腰をかけようとする。すると・・・。 受付のおばぁが、「ハヤク イケ〜。」と追い立てる。おいおい、まだ20分ほどあるよ〜。

大型バスはほぼ満席。日本人も多い。しかしこの日本人、ねえさん達とは違う。
2つの小グループがあるのだが、どちらもガイド連れだ。ふふぅ〜ん、これは旅行社のオプショナルツアーだな。
1台のバスを出すほどの人数が集まらない場合、こんな既存のツアーに乗せるのだ。料金はぼったくったままで・・・。
じじい、「あの人ら、いくら払ってるんや? 1万か? 2万か? ぼくは7千円(実際は63ドルです。)やで〜。」とご満悦。
あのねぇ〜、安いのはねえさんがネットで予約したおかげなのだ。それにじじいは、じじい割引でねえさんより10%も安い。世の中理不尽だ・・・。

8時、バスは出発する。ヨーロッパ人、アメリカ人、インド人、ブラジル人、日本人・・・・こんな顔ぶれだ。
運転手が、ガイドをしながら運転する。それも英語とフランス語の両方で! すっごいなぁ〜。
日本じゃ考えられない。運転手は運転だけだ・・・・。

モントリオールの建物を説明しながらバスは走る。しかしまともに眠っていないねえさん。すぐに眠りに落ちる・・・。
そうそう、バスにはトイレが付いている。しかし運転手がう○こはしないでくれぇ〜なんて言ってたが・・・。

気が付くとバスはレストランへ。トイレ休憩だ。時刻は9時30分。
他の大型バスも停車中。トラピーちゃんのステッカーが見える。乗客はじじばば。やはりここはメープル街道である。 トイレをすましまたまたバク睡・・・・。
こうして途中の景色を楽しむことはまるでない道中である。


〜中世に迷い込みたいけど・・・ケベック・シティ〜

午前11時、バスは世界遺産歴史都市ケベックに到着。メープル街道の東端の都市でもあり、北米唯一の城塞都市でもある。
バスは旧市街に停車し、ケベックのガイドが乗り込んでくる。もちろん英語、仏語のバイリンガル案内だ。

ガイドと一緒に降車し、旧市街を歩く。石畳の道と石造りの家。中世に迷い込んだようだ。ねえさんは姫であるっ! 
そんな気分をぶち壊すのがトラピーちゃん&旅モノくんのバッチを付けた日本人じじばば団体である。 やはりここはトップシーズン・錦秋のメープル街道である。ここかと思えばまたまたあちら、デジタルカメラを首にぶらさげ・・・日本人団体客が増殖中である。 仕返しに、彼らのガイドの日本語案内をこっそり聞く。ふふふ・・・よく理解できる。
途中雨も降ってきたが、それでも情緒がある街並み散歩だ。

バスに戻り車窓観光をしながらモンモランシーの滝、戦場公園と観光する。
午後1時30分、旧市街のダルム広場でバスを降り、今から4時20分までフリータイムだ。


〜ケベックの郷土料理を味わう。〜

お腹が空いた〜。飯だ〜。
バスを降りる前、ガイドさんがレストランの案内をしてくれた。だいたい15ドルくらいで食べれるらしい。
ちょっとレストランを覗いて見る。う〜ん、ピザにパスタにサンドイッチ・・・・。
「パンはいややっ!」とじじいが叫ぶ。あんたねぇ、外国に来てパンはいややは通用せぇへんでぇ・・・。

それにしても高い。よしっ、歩き方をチェックだ。予算8ドルからの大衆食堂見ぃっけ〜。ここ行こう〜!
旧港近くにある「ビュフェ・ド・ランティケール」を目指す。
途中もちろん迷っていると、一人の男性が声をかけてくる。もちろんフランス語で。きょとんとしてるとすぐに英語にスイッチだ。
歩き方を見せると、「コノミセ、オイシイデスヨ!」と太鼓判。地元の人にも人気のようだ。こうして無事にレストランにたどり着く。

さて、時間は2時。なのに店内は人でいっぱいだ。大衆食堂と言っても、おっしゃれ〜なカフェである。
テーブルがひとつ空いていた。ラッキー。陣取る。忙しそうでなかなか誰も来てくれない。
「メニュー、プリーズ!」とじじいが親指を立てる。そうか〜、メニューが欲しい時は親指を立てるのかぁ?う〜ん・・。 しかしメニューはくる。しかしよくわからない・・・・。

「オーダー、プリーズ!」とまたまたじじいが親指を立てる。
店を仕切ってそうなやり手婆あ登場。ねえさん、注文開始。しかしわからなくなる・・・・。
とうとう・・・。 「オススメ、クダサイ。」この一言に集約した。
これで、セットメニューの9、10、11番がケベック料理だと判明。もちろん9、10、11番を注文するねえさんである。何がくるかはお楽しみっ!(メニューに番号がふってある。)

まずはスープにパン。ここでいくらお腹が空いているからといって、パンやスープを踊り子のようにガツガツ食べてはいけない。後の料理が食べられなくなる。
カナダの食事の量は多いっ! 日本人にはパンを残すくらいでちょうどよいのだ。

忙しい店。食事が出てくるのにも時間がかかる。サーブされた料理は、どれもビーフがメインだ。ミートパイ、肉じゃがのようなもの、ビーフの煮込みである。
味はどれも満足。よく煮込まれたビーフがとても美味しい。ボリュームはかなり多く、パンを食べた踊り子は残してしまうのである。 じじいも米はなくともビーフは好き。超満足のご様子だ。
食後、コーヒーを頼み、もう動きたくなくなる三人衆である。

さて、料理の値段はどれも11.30ドル。ここからカナダの錬金術が始まる。州税に消費税、そしてチップがかかり、一人当たり15ドルもかかってしまった。うぅ・・・・。

腹ごなしに旧市街をぶらぶら歩こう。石造りの建物と紅葉が美しい街である。
4時20分、バスはモントリオールに向けて出発した。またまた車窓の景色を楽しむ余裕もなくバク睡である。


〜モントリオール、ユースホステルの夜〜

夜8時、バスはモントリオールに到着。乗客の宿泊ホテルまで送ってくれる。
ねえさん達もユースホステルの前で降りる。
ちょっとスーパーに寄って買い物しよう。しかしユース近くのスーパーには生鮮食品がなくパンやジャムだけを購入する。

ホテルに帰り夕食。もちろん昼間の食べ残しは持ち帰っている。それに日本から持参のインスタントおかゆだ。質素である。 ユースにはキッチンもあり、食堂もある。非常に便利だ。

さて、こんなユースのキッチンでお宝を発見したねえさん。すぐにじじいと踊り子に知らせに行く。
「ねえねえ、フリーの棚に米とパスタがありましたよぉ〜〜〜!」
ユースホステルでは自炊をする人が多い。各自の食料は名前を書き、専用の棚に保管する。そしていらなくなった食糧は「みなさんで食べてください。」という精神でフリーの棚に入れる。 おもに帰国する人たちが余った食料を置いていくのだ。

「米とパスタ、キープや!」と目の色を変え物色するじじい。
米は長粒米である。今から洗ってつけておく。明日のお昼はおにぎりだ。

部屋に帰りシャワー。そして実に約50時間ぶりのベッドである。うれしい・・・・。
しかし、夜中2時ごろ全員目覚める。フリーの食材の利用法で盛り上がるケチケチ三人衆である。


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ケベックへのツアーバス

モントリオールからケベックへは、現地の日帰りバスツアーを利用しました。
片道3時間半ほどかかるので、バスツアーが便利です。英語&仏語の2ヶ国語での案内になります。

こんな派手なバスに乗り、熟睡。目覚めると一軒のレストランへ。(写真下)トイレ休憩の場所でした。

モントリオール発のバスツアーはGRAY LINE MONTREALからネットで申し込みました。

ケベックの街並

モンモランシーの滝

 

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