奈良の都へバスツアーの旅 2005/11/3   【Travel Diary】   【Home】

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旅の準備

〜バスツアーへ申し込むの巻〜

ある朝の新聞で、5000円札一枚で参加できるバスツアーを発見した。 「ジュニア」が秋にどっか行こうと言ってたなぁ〜。よし、これにしよ!
だって、ジュニアと個人旅行すると、日帰りといえ高くつく! これなら樋口一葉さんだけで済む。 それに市中引き回しのバスツアーは経験なし。ちょっと怖いもの見たさもあるし、何事も経験?!

早速、ジュニアにメール。すると・・・
「Y旅行社のバスツアーって安いね〜。この小豆島とか、京都の紅葉とかどう?」って返信がくる。 ジュニア、安いたって、それは樋口一葉さんが2枚いる。市中引き回しの上、2枚も取られたら踏んだり蹴ったりだ! それならのびのび個人旅行するよ〜。

「バスツアーで出せるお金は5〜6千円まで!」と即効返信。 ジュニア、あきらめ5000円札一枚で参加できるバスツアーに決定!
ジュニアさん、お金ないんでしょ? 体調悪くて働けないんでしょ? 身についたぜいたく病は治らない?

このバスツアー、どうしてねえさんの目にとまったかというと・・・
松茸ごはん食べ放題〜なんです!(^^)! ふふふ。食べてやる!十数年ぶりの松茸だ〜!
そして施設の入場料も全て込み。なかなか安いでしょ?
当日の服装はもちろんワンピースよん! 肩ひもワンピはもう寒いので着れないなぁ〜。仕方ない・・。
ロングのワンピでお出かけしよう〜。だって食べ放題。ウエストのない服が必須アイテムよ〜!

ジュニア  団塊の世代ジュニア。豪華旅行と飽食の限りを尽くし財力と体力を失う。

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旅の日記

〜乗降場所は19ケ所?の巻〜

Y旅行社から郵送されてきた最終行程表。な、な、なんと乗降場所は19ヶ所だ。
さすが市中引き回しの異名を持つY旅行社!! やってくれる。しかし安い。文句は言えない・・・。

11月3日文化の日、朝早く「ジュニア」の母君がバスの乗り場まで送ってくれる。親切(^_^)v。
さて、バス乗り場に到着し、ねえさん、ジュニアの荷物を見て驚く! ポシェット1つである(-_-;)。
「ジュニアさん、お茶は?」と聞くと、「喉が乾いたら買う!」とひと言。
「外出時は、空のペットボトルにお茶を入れてくるのが基本だ〜!」と早速、指導をさせて頂く。

バスは予定通りやってくる。前のバス停の参加客が数人乗っている。
添乗員さんの説明によると、全部で43人。乗降場所は10ヶ所程のようだ。 今日は文化の日。参加客が多く、バスが数台出ているので乗降場所を整理できたようだ。しかしそれでも10ヶ所! まるで路線バスのように細かく停まっていく。結局、参加客は60代前後のおっちゃん、おばちゃんばかりだった。
バスの中、ねえさんは手製おにぎりで朝ごはん。ジュニアは現在食事療法中で、あまり食べれない。胃は小さくなったようだ・・。
早く身体も元通り小さくなってね!(^^)!


〜国華園で菊花大会を見るの巻〜

   

菊花大会の出品作品。綺麗ですね〜!

9時ちょうど、第一の観光地「国華園」(http://www.kokkaen.co.jp/大阪)に到着。
ここは大きな大きなガーデニングショップである。花や木、園芸用品、ガーデニング用品の販売をしている。
今ここで、第22回日本菊花全国大会が開催中なのだ。

「菊は葬式〜!」とジュニアは不満顔だった。しかし、会場で見事なな菊を見て結構喜んでいる。
全国各地の菊愛好家が丹精込めて育てた菊を出展している。一通り見終わり、出発までの時間があまった。
苗を買おうかと物色しながら歩いていると別の会場を発見!?

ここがメイン会場であった! あ〜、今まで見た菊とは一味違う壮大さ。どうしてメイン会場に気付かない???
菊で「明石海峡」なんてのも作ってるよ!! 夢中で見ているとバス出発4分前だ。急いでバスに戻る。
ジュニア、少し走っただけで息切れをおこす。う〜ん、ダメだ・・・・。
みなさん、もう集合済み。なかなか時間を守る立派な方々である。


〜おふさ観音はバラのお寺の巻〜

   

お寺にバラ、そして日本庭園もあります。

10時ちょうどバスは次の目的地、「おふさ観音」(http://homepage3.nifty.com/ofusa/奈良)に向う。
ここはイングリッシュローズと花まんだらのお寺との異名を持つ。境内で約1000種類(約1000株)のバラと色々なハーブを育てているのだ。

10時55分、お寺に到着。境内には花の開花は11月上旬ころとの張り紙がある。ねえさんたち、訪れるのがすこ〜し早かったようだ。
満開とはいかなかった。しかし、お寺にバラ、何とも奇妙な組み合わせ! 珍しい光景だ。
裏にも庭があると、お寺の人が教えてくれる。行ってみると、そこは美しい日本庭園。そして古い日本の家屋を利用した茶房(喫茶店)がある。 でもね〜、古い家ってねえさん、あんまり珍しくないんだな〜!

そういえばジュニア、少し前、「古民家を買う!」と息巻いていた!! 古い家の住み難さを事細かく説明したが・・・。
ジュニアには現実感覚がないようだ・・・。
30分ほどで見学終了。バスに戻り次はいよいよお昼「松茸ごはん食べ放題」である。


〜松茸ごはん食べ放題と三輪そうめんの巻〜

11時30分、バスはおふさ観音をあとにする。すぐにお昼かな、ルンと思っていたのだが、食事場所までは1時間もかかるらしい。
12時30分、道の駅針に到着。ここでお昼らしい。
席には松茸ごはんが用意されていた。そして、にゅう麺が運ばれてきた。さあ、食べるぞ〜!!!

松茸ごはんも、にゅう麺もとても美味しい。実は食べ放題なのでお味に期待していなかったのだが、なかなかどうして!??
まあ、松茸は入っているのかいないのか・・・???程度。

しかし、ねえさんの「食べるぞ!!!」意気込みは誰にも伝染しない・・・???
みなさん、一膳食べるのに四苦八苦。おかわりに手をだしているのはごく僅か・・・。
あ〜、ねえさん1人で3杯食べました。だっておうちでもお茶碗はどんぶりだもん!

このコース、60代が参加者の大半を占める。食べ放題にしたって誰も食べないから採算取れるのだ!
みなさん、さっさと席を立ち、テーブルにはねえさんたちだけ・・・。大量の松茸ごはんが残っている。
ジュニアと2人でサランラップを探す・・・が・・・あるはずもない。
きっと、残った松茸ごはんは従業員が持って帰ってくれるよね? 捨てられないならそれでいい・・と自分を納得させる!
みんな3杯食べれば問題ないのに!!! 食べ物捨てちゃダメだよん!


〜薬師寺・大唐西域壁画特別公開の巻〜

   

薬師寺の建物、色の違いを見比べてください。

食後、またまた40分かけて「薬師寺」(http://www.nara-yakushiji.com)に向う。
バスツアー、次の目的地への移動が長い。点々と移動するようだ。
薬師寺では、平山郁夫画伯の玄奘三蔵院大唐西域壁画が特別公開中である。

2時、バスは薬師寺に到着。まず、お坊さんから説明を受ける。このお坊さん「バナナの叩き売り」のおじさんのようだ!?
まあ、「バナナの叩き売り」を実際見たことはないが・・・。要は優秀なテレビショッピングの押し売りさんのようである。
さんまさんより早口で喋り、薬師寺のことを説明してくれるが・・・。
薬師寺はお葬式を行わないそうで、檀家がいない。なので2,000円で写経用紙を買い、奉納して欲しい・・や、パンフレットは800円だとかを上手にセールスしている。 ふ〜ん・・。

説明が終わり、自由行動。建物を見学しつつ、壁画の展示室の方向に歩く。
薬師寺は、東塔を除くすべてが火事で失われた。昭和に入り復興されている。この東寺と他の建物の対比がおもしろい。
奈良、平城京は大陸の影響をそのまま受け、日本にはないきらびやかな色使いの建物だ。
東塔のみ、1300年の歳月が経ち色が落ちている。あとの建物はきらびやかである。(写真で色の変化を見てね。)

平山郁夫画伯の壁画、何の予備知識もなかった。想像していた絵とは違ったが、壮大な風景画であった。 お寺にあるのでもっと宗教的な絵かなぁって思ってた・・・。パーミヤンの遺跡なんかの絵もある。

こうして、バスに戻ったのは3時15分頃。敷地が広いので結構忙しい観光だ。
バスで1組のご夫婦が添乗員にぶつぶつと文句を言っている。聞いていると、平山郁夫画伯の展示場がわからなかったようだ。 それで見ずに帰ってきたと・・・!
えっ? ここは日本だ! 言葉が通じる。境内には多くのお坊さんがウロウロしている!観光客も大量だ!
聞けよ! 関西弁だって通じる! 地図ももらったぞ! こんな理不尽なクレーム・・・かわいそうに・・。

ちょっと広大な敷地。バスの出発に遅刻する人もチラホラほら。3時半、次の目的地に向けてバスは出発した。


〜正倉院展を見るの巻〜

4時20分頃、奈良国立博物館に到着。正倉院展が開催中だ。
しかしバスツアー! 素直に入館はさせてくれない!? まず奈良公園で記念撮影だ。もちろん撮影には参加せず、鹿と遊ぶ。 撮影が終わり、全員で博物館に移動。入館する。あとは閉館の6時まで自由行動だ。

今日は「文化の日」。たまには文化に触れようと、大量の人が押し寄せている。混み込みの博物館。 今年の正倉院展の目玉は、遊戯具。碁石と碁盤である。みなさん、この碁石、一見の価値ありですよ!
小さな碁石に細かく鳥が描かれている。拡大鏡できちんと見れるようにしてくれてる。写真撮影できないのが残念。 色も赤と黒で可愛く、欲しくなる・・・。
大量の人ごみをかき分けながら、鑑賞する。

少し時間があまった。早めにバスに戻ると、大半の人が戻ってきていた。しかし団体行動、結局時間通り出発。 帰りは渋滞。そして、またまた各駅停車。晩ごはんが食べれず、煎餅をかじりながら飢えをしのぐ。

初めてのバスツアー、良い所もあり、悪い所もあり・・。今回は安いので良しとしよう。
ジュニアさんも満足はしていたが、「お金があれば高級旅館〜!」とつぶやく。

あっ、ジュニアさんの「お金があれば〜」はみなさんとはちょっと違う。 ジュニアさんはその場の支払いができればそれで良し。後のことは気にしない。 ジュニアさんの辞書にポートフォリオという文字はない・・・。こんな時に使う言葉じゃなかったっけ?

高級ホテル・旅館 プレミアム ジュニア  団塊の世代ジュニア。豪華旅行と飽食の限りを尽くし財力と体力を失う。
ジュニアさん好みの旅館ですよ〜!

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