和歌山・龍門山で岩登りの旅 2005/10/16   【Travel Diary】   【Home】

 【旅の準備】 【旅の日記】

旅の準備

〜松茸盗りを断念させるの巻〜

夏も終わりだ・・・。
夏の間、ダイビングに燃えていた「定年じじい」。鼓膜を痛め嘆きの耳鼻科通いが日課だ。
ダイビングに行けない!・・・となるとである。
「おねやん、山、行こか?」とお誘いだ。もちろん「熟女」も話の輪の中にいる。
「山? 何するんですかぁ?」
「うん、マッタケの季節やし、マッタケ採りに行こか!!」

「えっ? じじいさん、マツタケ山、あるんですか〜?」と熟女とねえさんは2人で大喜び!(^^)!

「いや・・、その辺の山行って勝手に採ろ!」

そ、それは、犯罪・・・(-_-;) じじいを説得し、マツタケ盗りを断念させたねえさんである・・・(ーー;)。

「ほな、久しぶりに岩登りの練習でもしょうか!」

みなさん、あの「ファイトー!! いっぱ〜つ!!」のCMをご存知ですか?
この定年じじいはアレができる・・のだ!信州の方の山にたまに行ってるらしいが、その練習のための山が和歌山県にあるという。
和歌山県は粉河町(紀北地域)の龍門山。紀州富士との異名を持つこの山で、ちょうどロープを張れる岩(明神岩)があるらしい。

あ〜、岩登りなんて・・・できません。でも結局行くことになりました・・・・。タダですから・・・。 もちろん、もう1人いつものメンバー「スポーツカー」の彼女にも連絡。大喜びの参加決定!


〜スパルタ教育の巻〜

さて、数日後の夜・・・・
定年じじいと熟女がジョギングをするという。ねえさんにも来いとの命令だ。
「医者に止めれれてます・・・。」と断るねえさん。
「あかん、岩登りの練習や!」と無理やり連れ出される・・・(>_<)。

雨も降りそうな気配だ。
「雨、降りそうやから2キロにしよ。」と言ってたのに、結局3キロ走り、雨に降られてしまった。
びしょ濡れでひざが痛く、前に進まないねえさん。定年じじいはねえさんを見捨て、さっさと走る。
熟女は待ってくれた。ちょっと親切・・・なトコもある!

「山、ついて来れんかったら置いてくで〜。」と定年じじい。
「いいです。どうせついて行けませんから、ひとりで登りますっ!」
「いのししに食われるわ〜!」
「えっ? いのししいるんですか? 夜はぼたん鍋ですね〜!(^^)!。」と捕まえる気まんまんのねえさんである。

ところで今回は岩登りの練習、かなり危険!
定年じじい1人では、ねえさん達素人3人の面倒が見れないということで、じじいイヤイヤながら岩登りのプロ(男)を誘う。
じじい、ハーレム状態の旅行が好きなのであるが、今回は仕方がない。
この新メンバー、100キロマラソンに毎年出場している正真正銘鉄人中年である。

しかし、当日(10月8日)は雨、雨、あめ龍門〜、で中止・・・。来週(10月16日)に延期だ。
延期により、「スポーツカー」と「鉄人中年」が参加できなくなった。
他にも「連れて行って〜!」という参加希望者も多々いたのだが、あまりにも危険&あまりにも格安旅行故、「あかん、足手まといや!」と丁重にお断りした。
結局「定年じじい」「熟女」「ねえさん」の3人で岩登りだ〜!!!

*ご注意(1)・・・いのししは捕まえることはできません。決して近づかないようにしてください。
*ご注意(2)・・・岩登りはねえさんには不可能です。岩下り(懸垂下降)にチャレンジ予定です。

★定年じじい★
韓流にはまり、在職中に社員旅行の行き先を「冬のソナタ」ロケ地めぐりにした、肉体派じじい。

★熟女★
四捨五入すれば50歳のくせに、お腹にたるみがない! 農作業で鍛え抜かれた熟女。

★スポーツカー★
バリバリと仕事をこなし、バリバリとスポーツカーを乗り回す! 筋トレが趣味の肉体派の娘(ねえさんと同世代)。

★鉄人中年★
100キロマラソンが趣味で、岩登りが趣味で・・・。こんな鉄人いるんですよ〜! 全身筋肉中年。

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旅の日記

〜じじいに抗議するの巻〜

細い、ほそ〜い、くねくねした山道を車で登り、龍門山の中央ルート登山口に到着したのがお昼12時。
「お弁当、先に食べたい!」というねえさんのささやかな願いは無視され登山を開始。お弁当は頂上までおあづけ。
「えっ(ーー;)、 ここ登んの?」と熟女。そう、狭く険しい登山道だったのだ。頂上までは約1時間。 昨夜は雨。つるつると滑る険しい道を歩く。柿、あけび、栗、きのこ・・・と秋の味覚が揃っている。

「おっ!これはいのししの跡や。」とじじい。土を踏み荒らした跡が随所に見られる。 いのししは夜出るそうなので、昼間は遭遇しないそうだ・・・。残念!?

頂上に行く前に、明神岩を見学する。ここで昼食後、岩登りをする予定。
「えっ〜!!」前方を行く熟女が叫んでいる。 もちろんねえさんは2人について行けず、かなり後方を歩いている。 やっと2人の追いつき明神岩に到着。
「えっ〜!!」とねえさんも叫ぶ。 大きな岩は、垂直に下降している。怖くて端まで行けないっ!断崖絶壁だ。

「じじいさん、ここで岩のぼりの練習するんですか?」
「うん、ここや。そやけど、今日はあっちの低い方でしょうか!」と隣の岩を指差す。
低いたって高い! 落ちたら最後だ。
「練習っていうから、2〜3メートルの岩やと思ってた!」と熟女とねえさんは猛抗議。

「そんなんで練習になるかっ!」と怒られる。

気を取り直して頂上へ。あと15分程だ。 頂上には、数組のハイカー達がお弁当を食べている。ねえさん達もお弁当を食べる。 もちろん、おにぎり持参である。格安、格安・・・! 頂上からは、紀の川周辺が見渡せ、またパラグライダーやハングライダーの鳥人間達が悠々と大空を舞っている。

「さあ、岩行くぞ!」とじじいに促され、明神岩に向う。 景色を楽しみ、お腹を満たし、もう帰ろうよ・・・。もういいよ・・・。


〜ねえさん宙吊りになるの巻〜

   

写真両端は明神岩。真ん中2枚はじじいの準備と講習会。

じじいに引っ張られ、明神岩に到着したのは2時前。隣の低い岩で準備を始める。
岩の随所には、ロッククライミング用の金具が埋め込まれている。
じじい、ハーネス(安全ベルト)を身体に着け、ヘルメットをかぶり、ロープを投げる。 準備をしながら、ねえさん達に説明しつつ、「ほな、見本みせるで〜!」と岩を下り始めた。

瞬く間に、下りていく。12〜3メートル下に着地できる場所がある。 どうやって上がってくるのかと思っていたら、岩の横に細く急な山道があった。
すぐに、ねえさん達のところに戻ってきたじじい。自分のハーネスを脱ぎ、ねえさんの身体に勝手に装着し始める!!
「イヤだ〜。バンジーだったら安全やけど、これは失敗したら最後や〜! 無理!」と抵抗したが、準備は終わった・・・。

「しゃあないなぁ。」と言いつつ、じじいは、自分の身体とねえさんの身体をロープで繋いでくれた。 そして、じじいの身体はロープで岩に埋め込まれた金具と繋いだ。
これでねえさんが滑り落ちても、じじいが引っ張りあげてくれる・・・ハズ!
「絶対に、何があっても右手はロープから離したらあかん!」と言われ、とうとう岩を下りだすねえさん。

最初の一歩が震える! しかし下りだすと怖くない!? 
数人のハイカー達もねえさんの勇姿を見ている。 ちょっと気分がいいなぁ。
足を岩に垂直にして、ゆっくりと下りていく。 こうして順調に3分の2程下った。
ここでトラブル発生!!! ロープが絡まった!!! 降りることができない。宙吊り状態だ。

「じじいさ〜ん。ロープが絡まりました〜(>_<)。」と叫ぶねえさん。
たまたま、その辺りは岩と岩が重なった場所だった。少し足を延ばせば狭いが足をつけられる場所がある。
「足場確保せぇ〜!」と叫ぶじじい。ねえさんは必死で足をつける場所に移動し足を伸ばす。 足が岩につけれた。これで宙吊り状態は免れた。 「足、つきました〜。」と叫ぶねえさん。 「よし、ほなこのロープ外すでぇ〜!」とねえさんとじじいが繋がっていた愛のロープが外された。
これでねえさんはひとりだ。あぁ・・・どうするの(>_<)・・・。

*ご注意・・・よい大人のみなさんは、絶対に真似をしないでください! 適切な指導者の下、安全に十分に配慮し行いましょう。


〜ねえさんターザンになるの巻〜

「動いたらあかんで〜!」とじじいが叫び、岩の横の山道を下り、なんとか岩をつたいねえさんのもとへ到着。
ねえさん岩に蝉のように張り付いている。ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン・・・
じじいが絡まったロープをほどこうとして、ねえさんに「足上げろ!」とか、「手離せ!」とかいろいろ言うのだが、身体が硬直して思うように動かない。
なんとかほどき終わると、じじい、素手&素身体でひょいひょいひょいと残り4メートルほどの岩を下りる。
すごい!!! スパイダーマンだ。

「さあ、来い!」とじじいが下でロープの端を持ち待っていてくれる。
ねえさん、またまた下降を開始する。が・・・・
ここから先は足場が悪い。岩と岩が重なり、時たま空洞まである。空洞を避けなければいけない。 しかし運動神経ゼロのねえさん、空洞に足をつっこみバランスを崩し、ターザン状態になってしまった。

「きゃ〜〜〜!」と叫びながら、振り子になる。怖い! 止めて〜〜〜!
そして身体は木に激突し止まる。ふ〜!
下を見ると、ロープの端を持っていたじじいも一緒に飛んでいる。じじいは岩にぶつかり止まる。

「じ、じ、じじいさん、怪我、怪我してませんか〜?」
「おう!だいじょうぶや。」といたって平気。
気を取り直し、下降再開。無事着地。ほっ・・・。生きてる・・・。
じじいに身体をロープから外してもらい、山道を上がり熟女のもとへ戻る。

   

岩を下りているねえさんと、龍門山の景色。


〜熟女はロッククライミングがお好きの巻〜

上から一部始終を見ていた熟女。「わたしは、まだまだ生きたいっ!」と岩下りを断固拒否!
そりゃそうだ。宙吊りになり、ターザンになったねえさんを見て、行く人間はあまりいない・・・。
「ほな、こっち側!」と違う角度を指差すじじい。距離が少し短い。10メートルあるかないかだ。
それでも渋る熟女。とりあえずじじいが偵察に行く。またまたまた瞬く間に下りてしまった。
「途中、雨で岩がぬるぬるして滑りやすいとこあったわ〜。」といいながら熟女にハーネスを着けていく。

熟女とうとう決心した。ぶつぶつぶつ言いながら準備を始める! さすが〜熟女!
「さあ、行け!」とじじいの声がかかる。熟女、行こうとしてふと気付く!?
「じじいさん、ロープは?」と聞いている。 ねえさんとじじいを繋いでいた「愛のロープ」がないのだ・・・!!!

「あんたもいるんかいな〜!」と言いながらじじいは自分の身体と熟女の身体を「愛のロープ」で繋いでいく。
おとぼけじじいだ。まあ、熟女はねえさんと違い運動神経もいいし、体力もあるので心配ないのだ。
熟女、とうとう下降開始だ。「あれ〜? あんまり怖くない〜!」と叫んでいる。
順調に下降し、結構喜んでいる! 大成功に終わった・・・。面白くない・・・。

次はもう一度ねえさんだ。もうコリゴリゴリと思っていたのだが、ハーネスを着けてしまう。
「愛のロープ」を確認し、短いコースを下りる。2回目は身体がつらい!
「だいじょうぶかあ〜?」とじじいが聞くので、「腕が痛いです〜!」と答える。
すると「腕力はいらんのや! 痛いはずないわ〜!」と冷たく無視された・・・(-_-;)。
途中やはり、岩がぬるぬるぬるとしている場所がある。「足が滑ります〜(>_<)。」と叫ぶ。 「滑らんとこ行け!」とまた冷たく言われる。しかし今度はなんとか着地。ふぅ〜・・・。

そしてもう一度熟女! もう平気だ。短い方のコースを悠々と下る。
カメラに笑顔を向ける。この人はやはり鉄人だ。じじいも放っている。
「熟女さんも、最初はちょっと怖がらんと悪いと思たんやな〜。」とじじいがつぶやく。

こうしてみんな2回ずつ、懸垂下降の練習を無事終えた。大変貴重な体験であった。


〜これぞ格安旅行の巻〜

3時15分頃、下山を開始する。
昨夜の雨でつるつる滑るのでなかなか歩くのが難しい。 ねえさん、何度もこける。じじいは一度だけ、熟女は平気で歩く!
木につかまりながら歩くねえさんを、
「サルみたいや〜!」とバカにする(ーー;)。

かしわ餅の葉っぱを見つけ「これ、和菓子屋に持ってたら売れるで〜。」とじじい。
熟女、必死で採る!
じじいは、「マッタケないか〜?」と言いながら探している。

そして、おやつも確保しなければいけない。
普通なら下山すれば、どこかでお茶でも・・・となるのだが、そこはサバイバー2人組プラスおまけのねえさん!
おやつも山で調達するのだ。あけびをたくさん採る。もちろんサバイバー2人組が・・採る。ねえさん見てるだけ・・・。
こうして下山。もちろんねえさんは2人に置いていかれ、ひとり遅れてずるズルずる滑りながら戻る。

道に座り込みあけびを食べる。じじいと熟女には懐かしい果物であるが、ねえさんの子供の頃は食べることはなかった。
ちょっとグロテスクな食べ物。あまり美味しいものではないなぁ〜。
こうして今回の危険な旅はなんとか終わった。ふぅ・・・・。

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