ソウル近郊の山とお寺とロケ地めぐりの旅 2007/3/15〜3/22   【Travel Diary】   【Home】

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旅の日記


【準  備】
【 1日目】
【 2日目】
【 3日目】
【 4日目】
 
旅の準備
出国・明洞
江華島・席毛島
道峰山・ソウル市庁付近
ソウル国際マラソン・仁寺洞
【 5日目】
【 6日目】
【 7日目】
【 8日目】
大長今テーマパーク・東大門
国立中央博物館・水原
舞衣島(天国の階段)・ロッテマート
仁川空港・帰国
2007年3月17日 土曜日
〜北漢山国立公園の道峰山(ドボンサン)へ〜

7時半、ユースのロビーで待ち合わせのハズが、揃ったのは7時50分。誰が遅刻したのかは書かないでもわかるだろう!?

地下鉄を乗り換え、1号線の道峰山駅へ。
ソウルの地下鉄は、旅行者にもかなりわかりやすい。それでも乗り換えは心配だ。 しかし、道峰山駅へ行くのは、超簡単。登山ルックの団体の後を付ければ間違いない!
この道峰山が属する北漢山国立公園は、「単位面積当たり、もっとも多くの観光客が訪れる国立公園」としてギネスブックに載っているようだ。なので誰かが行く!
付いていこう〜!

電車から山々が綺麗に見える。「あれ、岩山やないか? あんた登れるんか?」
しかし、改札から吐き出された人、人、人・・・。じじばばもたくさんいる。「あんな、じいさんやばあさんも行くんですから、大丈夫です!」と胸を張るねえさん。

改札から、登山口までは迷うことは絶対にない。人の流れに沿っていけばいい。登山口までの道沿いには、食堂や、登山用品を売る屋台や店が軒を連ねている。
縁日を歩いているようで、楽しくなってくる。この道だけで、十分に韓国の魅力満喫だ。
そのうちの一軒でまずは朝ごはん。各自、キムパブ(2000w)や、ラーメン(2500w)を注文する。
ついでに、お昼ご飯用にキムパブをテイクアウトする。キムチもサービスでつけてくれる。

結局、改札から登山口までの約10分、お店が途切れることはなかった。こうして10時、登山を開始する。



〜道峰山(ドボンサン)はやっぱりドッボ〜ン!?〜

登山コースがいっぱいある。「どこ行くんや?」と地図を見ているじじい達。
「そんなん見たって分かるはずないんですから・・・。行きますよ〜。最短距離! 最短距離!」とねえさん。

屈強そうな人について行けば、最短距離を行けるハズ! じじばばや子連れとは違うコースをとる。
山に来ながら、歩くのはイヤだ。ちょっとでも最短距離を行こう〜と妙な考え。ちょっとくらい急な坂でもいいよぉ〜。

足を痛めているじじい。なかなかつらそうだ。ふふふ・・・・。
しかし、頂上まであと少し・・・というトコロから形勢逆転。岩がゴロゴロであまりに急な坂道が続く。
あのぉ、これはロッククライミングと言うのではないのか??? 肉離れのじじいにさえ、遅れをとる。

2本足で歩けない!? 4本足走行のねえさん。何故か、人類の進化が頭をよぎる。やっぱ4本足が安定するよなぁ。ちなみに他のみんなは2本足で歩いている。高等な進化を遂げたんだろう。 こうして、進化途中のねえさんはひとり4本足で岩をよじ登る・・・・。あぁ、優美なネイル(爪)がぼろぼろである(泣)。
ここ、「誰でも登れる簡単な山」やなかったっけ? あぁ、「誰でも簡単に登山口まで行ける山」やったんやなぁと後悔する。

いよいよ頂上にさしかかる。その時現れたのは、手すりである。とうとう、手すりなしでは、登れない危険な岩場の登場だ。
あの、ホントにここ大丈夫??? 完全なロッククライミングや! 落ちたら終わりやで・・・。命綱ないで・・・。ドッボ〜ン!



〜道峰山(ドボンサン)の頂上で泣きべそをかく!〜

手すりにつかまる。手と足の力で、岩山をよじ登る。手が冷たい。しかし手袋は使えない。
「誰でも登れる簡単な山」の予定だったので、手袋はファッション性重視。おまけに靴はスニーカー。今後行かれる方は、軽登山靴と、滑らない手袋は必須アイテムである。

凍えそうな手で、手すりを掴む。そして、登らなくてはっ! だって、人が数珠繋ぎなのだ。つらくても前に進まなければ後が渋滞だ。
それにしても韓国人は山好きだなぁ〜。

こうして、なんとか到達した頂上から眺める景色は最高! 山々がソウルが一望できる。よく登れたなぁ〜。うるうる・・・。
しかし、狭い頂上は人で人で溢れている。ちょっと動いて人に当たれば突き落とすかも??? 気をつけよう〜。
眺めを堪能し、降りよう! じじい達は普通に降りていく。しかし・・・・。ねえさん、降りれない!?

うっ、怖いっ! 岩と岩の間に間違って足を入れたらこける。こけたら落ちる・・・。足が踏み出せない・・・。
あぁ、どうしよう〜。じじい達、さっさと降りている。待ってよ〜。でも気付いてくれない。
日本語で大声を出すのはためらわれる。そして口をでた言葉は・・・・。
「アッパ〜。アッパ〜。(パパ。パパ。)」半泣きで叫ぶ。 この叫びにより、じじいが気付く。戻ってきて、降りるのを手伝ってくれる。あぁ、助かった。

少し降りたトコロで昼食。時間もちょうど12時だ。岩の上で食べるキンパブはまた格別なお味。
さて、じじいが、またまた無理難題を持ちかける。縦走をしようと言うのだ。尾根には、ずっと手すりが取り付けられている。細い細い尾根である。
とりあえず、行ってみよう。ねえさんが歩きだす。前から来る人がいっぱいで歩けない。すれ違う場所がないのだ。
みんな何かを言ってくれる。「ハングルマル モルラヨ〜。(韓国語、わからへん。)」と言い続ける。
すると、「日本人ですか? あっちは人がいっぱいです。行かない方がいいです。」と教えてくれる。

じじい、偵察に行く。「あかん。あっちはあんたみたいなおばちゃんがいっぱいや。動かんわ。」
どういう意味やっ? 訳すると、ねえさんのようなへっぴり腰のお嬢様がいっぱいで、大渋滞らしい。ふ〜ん・・・。
こうして、下山を開始することになる。あぁ、よかった。



〜下山後にはコラーゲンを摂取する。〜

下山もなかなか大変だ。完全にお尻をつけ、こけないように注意して降りる。
下山途中には、お寺も発見。そういえば、お経を読む声も聞こえてたなぁ〜。 無事2時40分ころ山を降りる。
 

駅までの道、食堂や屋台で宴会をしている人が多い。グループで登山し、下山後は宴会という人々が多いのだろう。
そんな帰り道、行きに目をつけていた食べ物を食べるのだ。何故か、「豚足」を売る屋台や食堂が多い。
豚足初体験、食べてみよう〜。

一皿5000wの豚足を買ってみる。ここで食べるとジェスチャーすると、コチュジャンなんかを用意してくれる。
さて、初めての豚足は、ダメだ・・・。食べれない・・・。
そんなねえさんを見て、店員が細かくはさみで切ってくれる。コラーゲンのためだ。がんばろう。
登山で痛めた膝や関節のために、豚足は最高の食べ物だ。だから、売る店が多い???
あぁ、しかし無理な味だ。生臭い・・・。じじい達にまかす。昭和ヒトケタ(?)は何でも食べるなぁ〜!?

「あんた、こんな危ない山登れたんやから、槍登れるな〜。夏に行こか!」
いいえ、結構! もう二度とごめんなのである。



〜ソウル市庁近辺はじじいの庭!〜

地下鉄でソウル市内へと戻る。まずは市庁駅へ。ここからはじじいの独壇場だ。詳しいのである。
「これが、市庁や。あれがプレジデントホテルで、あれがプラザホテルや! ヨンさんやで〜。 さぁ、行こかっ!」
ヨンさんとは、ヨン様。プラザホテルで、「冬のソナタ」のロケが行われたのである。

明日の「ソウル国際マラソン」の事前受付が、プラザホテルで行われている。じじいも走らないことに決めたのだが、受付だけはするようだ。
受付をする間、ねえさん、ウロウロと市庁付近を見学する。緑の芝生が美しい。

受付を済ましたじじい達が出てくると、ちょうど、徳寿宮の大漢門で衛兵交代が行われている。
見に行こう〜。衛兵の後ろを歩く。石垣が美しい道だ。衛兵は近くのビルの中へ消える。
そのまま、ナンタ劇場へ。明日のチケットの予約だ。実はこれはじじい一人だけで見るのだ。明日、ソウルマラソンに出れないじじいの慰めに、ねえさんが面白いからと薦めたのである。
ナンタはノンバーバルパフォーマンスなので、言葉の心配なく楽しめる。

チケット予約は、英語。かなり流暢だ。ねえさんが代行する。しかし、受付嬢のミスで、違う日のチケットを発券される。お詫びに、アップグレードしてくれる。ラッキー。
近くのコーヒーショップで一休み。ふぅ、疲れた。
ちなみにマラソンの参加賞は、アディダスのスポーツウェアだ。カッコイイ! 



〜ヒューレストサウナとテナムトンギョップサル〜

夕食にはまだ早い。お風呂に入ることにしよう。明洞のヒューレストサウナに行こう!
もちろんじじいの案内で街を歩く。

「あんた、明日、オフ会やな。ロッテで待ち合わせか? 場所、教えたるわ!」
ロッテホテルを経由し、明洞に向かう。ちょっと知ってると思って嬉しそうに案内するじじい・・・。ねえさんもなんとなくは知っている。

ヒューレストサウナの1000w割引チケットを持っているねえさん。4000wで入場できた。
やっぱりお風呂はいいなぁ。天井の配管がむき出しのままで、なんとなく暗い感じのお風呂だが、まぁいい。山での疲れをとる。

さて、夕食だ。明日はマラソン。ランナーさんの体力をつけるために、焼肉だ〜。といっても豚なのだが・・・。やっぱり韓国は豚である!
ソウルリピーターの皆様ご推薦、あの名店「テナムトンギョプサル」を目指す。今回の旅の目的のひとつが「豚」を食べまくること! デジクッパに豚足・・・。順調だ。

ぶらぶらと鐘路まで歩く。着いたお店は大繁盛。しかし、ラッキーなことにすぐに席があく。よかった〜。 メニューはすべて韓国語。「トンギョプサル ジュセヨ〜。」と言ってるのに、セットメニューをすすめてくる。
しかし、トンギョプサルで押し通す。そして、野菜、ごはんを注文。トンギョプサルとは分厚い豚肉だ。もちろん切って食べるのだが・・・。

店員が豚肉を焼いてくれる。そして・・・床に一切れ落としてしまう。
お詫びに、大きなお肉をサービスしてくれる。なんてラッキー!!!
マッシュルームの窪みに溜まっている汁。これが美味しいと店員が教えてくれる。
ねえさん、この汁をこぼす。
何故か、新しいマッシュルームをサービスしてくれる。なんてラッキー!!!

店員は、大学生のアルバイト達だろうか? 10代ぐらいに見える。みんな明るくとても親切だ。
美味しさ以上に、この店員達の親切さに感動してしまう「テナムトンギョプサル」である。

明日はいよいよ「ソウル国際マラソン」だ。早く帰って眠ろう〜。

(注意)日記中のハングルは数回の韓国旅行で覚えたものです。かなり適当なので信用しないでね。
*定年じじい・・・元韓流ファン。在職中に社員旅行の行き先を「冬のソナタロケ地巡り」にした超横暴じじい。定年後、一ヶ月程ニュージーランドを放浪し、自分はベテランバックパッカーだと思い込んでいる。

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登山口までの道

屋台や食堂が軒を連ねている。


道峰山

登山口まではホントに行きやすい山。老若男女が登っていた。


市庁付近



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