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2007年3月18日 日曜日 |
〜大興奮のソウル国際マラソン〜
6時前ぐらいだろうか? エンジンの音で目が覚める! こんな早くから何だろう?
しかし、丁度よい! 6時半にロビー集合なのだ。「ソウル国際マラソン」は光化門を8時出発。
7時過ぎには、光化門に到着したい。
ユースの玄関には、大型バスが停まっている。そして、多くの人が走っている!?
おぉ、みなさま、マラソンに出場するのだ!
大型バスで行くのだ! 乗せてってよ〜、なんて思いつつ地下鉄の駅へ急ぐ。
マラソンに興味のないねえさん。浮世の義理!? ランナーさんの応援に行くのである。
地下鉄・光化門駅は大混雑。約3万人が出場するこのマラソン。人で人で人で・・・溢れまくっている。
まずは、手続きである。A〜Fまでの6グループに分けられているのだが、日本事務局を通して申し込んだランナーさんはAグループだ。
Aグループが一番最初に出発できるので、お得(?)である。少し料金が高いのだが、日本語サポートもあるので良いと思う。
Aグループの受付に行き、荷物を預ける。預けた荷物は、トラックでゴールまで運んでくれ、ゴールで受け取るのだ。
事前受付は、昨日すませているので、これで終わり。アップをするランナーさんと別れ、じじいといろいろと見学する。
踊りだしたくなるようなミュージックが流れ、楽しくなってくる。
屋台でトーストを買ってみるが、お祭り料金だ。2000wで具が玉子だけだ! 高いよ〜!
7時40分頃、出場者達の荷物を載せたトラックが次々と出発する。いよいよだなぁ〜。
DJ(司会者?)が、何を言ってるかまるでわからないが、その言葉により、気分も高揚してくる。
そして、8時、まずは招待選手達が出発する。さっすが〜、いい筋肉してるわぁ〜。
その後、Aグループの出発である。たくさんの花火があがり、爆音が響く。もう大興奮である。がんばれ〜!!!
こうして、最後のFグループが出発したのは、8時20分だ。 あとには、出場者達が脱ぎ捨てた、風除けのナイロンが道路に広がっているのである。
〜仁寺洞でお茶をする〜
ランナーさんの予定ゴール時間は12時半。ゴール地点まで、ねえさん達は地下鉄で移動するのだが、少し時間がある。
じじいのリクエストで仁寺洞に行く。伝統茶が飲みたいようだ。ぶらぶらと歩く。しかし、まだ朝が早すぎる。開いている店がない。
そうこうしているうちに、じじいの足が痛み出す。座り込んでしまった。あぁ〜。
ひとりで、仁寺洞を歩く。9時半頃、一軒の営業してそうな店をみつける。地球の歩き方に載っているお店だ。
座り込んでいるじじいの元に戻り、歩き方を見せる。「行こ、行こ!」とじじいが立ち上がる。気に入ったようだ。
「トックカフェ」というそのお店。名前の通りトック(お餅)や、伝統茶を出している。しかし、内装は洋風カフェのようだ。
さすがに高い。雨前茶5000w、うるち米ともち米の小さなケーキが2つで2500w。うるち米は美味しくない。
これだけ高いのなら、伝統喫茶のような内装でないとなぁ〜と思う。
「ゴールはどこですか?」
「オリンピック場や!」
「どこですか? 案内かなんかありますか?」
「持ってないで。オリンピック場へ行ったらええんや〜。」
歩き方の地図を見る。オリンピック公園がある。ここがゴールかなぁ? 駅が2つある。オリンピック公園駅と、夢村土城駅だ。
どっちが近いんだろう? 聞くだけ無駄である。オリンピックと名前の付く、オリンピック公園駅を目指すことにする。
〜ソウル国際マラソンのゴールは何処?〜
10時半、カフェを後にし、地下鉄でオリンピック公園駅を目指す。結構遠い。
オリンピック公園駅に到着し、出口を上がる。しろっとしている!? あれっ?
人がいない。しばらく歩き回る。長閑な休日の風景が広がる。
「じじいさん、ゴールはホントにオリンピック場ですか???」
「そうや。オリンピックやっ!」
あぁ、どっかにネットないかなぁ〜。人に聞いたところで、マラソンに興味のない人がゴールの場所など知る由もない。
ベンチに座って、歩き方の地図をもう一度丹念にみていくねえさん。
「あっ、総合運動場駅に、オリンピック競技場があるっ!」
「きっとそこやな〜。」とじじい。
「くそぼけじじいさん、総合運動場駅に行くのには、ここから地下鉄を3つも乗り換えないとイケマセン!!
今度、間違えば大変です。間に合いません! ホントにそこでいいのですねっ?」
そんなこんなで、最新の注意を払い、地下鉄を3つも乗り換える。間違えればランナーさんのゴールに間に合わない。地下鉄乗りこなしのベテランに成長したねえさんである。
12時20分、無事、総合運動場駅に到着する。そこは人で溢れ、走り終えた人々が、家路に急ぐ姿も見える。
〜ソウル国際マラソンのゴール〜
地下鉄の出口を上がると、すぐに走っている人々が見える。応援の人で溢れかえっている。
最終ゴールは、スタジアムの中。人をかき分け、かき分け、移動する。
スタジアムの観客席はそれほど混雑していない。早い人はすでにゴールしてしまっている時間だ。ゴールする人々を見分けることは簡単だし、逆にランナー達が、自分の応援者を見分けるのも簡単な時間だろう。
予定通り、ランナーさんが現れる。しっかりと走っている。感動の、感動のゴールである。柵を乗り越えて、じじいが近くまで行く。
あぁ、無事に会えてよかった。まぁ、会えない場合は自力で帰るように相談していたのだが・・・。
荷物を受け取り、とりあえずは、座れる食堂へ。食堂もごった返している。落ち着けない。
本格的な昼食は止め、軽く餃子を注文する。意外に美味しい
そして、疲れきったランナーさんを、ユースに送ることにする。
地下鉄に乗り込む。じじいは、夕方ナンタを観に行く予定だ。ユースには戻らず、一人でソウルをウロウロすることになる。
「ミスターロビンソンの口説き方って韓国語で何て言うんや?」
??? 何それ? あぁ、韓流ドラマのDVDも買うようだ。口説き方なんて、高度な韓国語、知るはずがないだろうっ!
「ミスターロビンソンで通じるかなぁ?」とぶつぶつ言っているじじい。初めてのおつかいだ!
こうして、地下鉄の乗換駅でじじいと別れる。
「ちょっとお腹がすいたなぁ〜。」とランナー。もちろんねえさんもすいている。
「韓国らしい、いい店ありますよ〜。」と行ったこともない店に、知ったかぶりで適当に連れて行く。
地球の歩き方に載っているのだ。
明洞の「シゴルパプサン ミョンドン店」で注文した定食5000wは25種類の小皿料理が並び、数に驚き、ランナー大満足の昼食である。
すべて味が濃いが、韓国らしい料理で、大満足。 ケランチム(茶碗蒸し)3000wも注文する。あっさりしているので、小皿の濃い味付けの料理とで相性がバッチリだ。
遅い昼食後、ユースへ戻る。後は眠るだけのランナーである。
〜南山ゴル韓屋マウルとハプサンモリ〜
ユースの部屋で少し休憩。こんな日中の時間帯はみんな出かけている。静かな静かな午後である。
さぁ、出かけよう。ユース近くの南山ゴル韓屋マウルに行く。古い伝統ある家屋を移築し、一箇所に集めている。
こんな大都会の真ん中に、古い町並みを見ることができる。
チマチョゴリを着た人々がいる。近づくと、なんと本当の結婚式が行われるようだ。
受付があり、ご祝儀を渡す人たちが見える。韓国の伝統的な結婚式ができる施設でもあるらしい。
あいにく、受付風景だけで、結婚式そのものは見ることができなかったが、なかなか興味深い。
ぶらぶらと歩き、明洞の方へ向かう。相変わらずの大賑わい。そのままロッテホテルを目指す。つぶおさんとのオフ会だ。
まだ時間が早いので、ロッテデパートをうろうろ。いったいこの人の多さはなんなんだ?
食料品が売っているフロアを探検。日本語で声がかかる。日本人ってばればれなんだなぁ〜。
そこかしこで日本人がお土産を物色している。ウォン高で、かなり高いのだが、購買意欲は衰えない!?
もちろんねえさんは、スーパーの女なのでデパートでの購入はありえない!
さて、待ち合わせ場所に行く。しばらくすると、トイレに入る男性を発見。 「ファジャンシル オディエヨ?」のつぶおさんはトイレが好きらしい。彼がつぶおさんに違いないっ!
確信し、トイレから出てくるのを待つ。やはり正解!
そして、あの有名店「ハプサンモリ」へと移動するのである。順調に「豚」を食べ続けている・・・・。
「助けて〜!」っていう韓国語を教わったのだが、今はもう忘れてしまった・・・。何だっけ?
楽しい時間を過ごし、明洞へ急ぐ。8時までに、ヒューレストサウナへ入るのだ。何故なら、8時を過ぎると、入場料が倍になる。
急いだのにっ! 閉まっている!? 貼り紙がしてある。読めるハズもない・・・・。あぁ・・・。
ココアを飲み、ユースへ戻る。
じじいや、ランナーはすやすやと眠っているのだろうか?
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(注意)日記中のハングルは数回の韓国旅行で覚えたものです。かなり適当なので信用しないでね。
*定年じじい・・・元韓流ファン。在職中に社員旅行の行き先を「冬のソナタロケ地巡り」にした超横暴じじい。定年後、一ヶ月程ニュージーランドを放浪し、自分はベテランバックパッカーだと思い込んでいる。
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ソウル国際マラソン(出発)
地下鉄光化門付近は、人で溢れかえってました。大興奮の出発地点です。
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ソウル国際マラソン(ゴール)
ゴール付近も人でいっぱいです。スポーツウェアを販売する屋台なんかもでてました。
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マンホール
韓国のマンホールいろいろ。
マンホールは各地の特色のある絵が描かれていたりしますね。
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南山ゴル韓屋マウル
明洞から徒歩圏内の南山ゴル韓屋マウル。
昔の韓国のお屋敷が見れます。
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