名峰雪岳山と「秋の童話」エトセトラの旅 2007/6/13〜6/18   【Travel Diary】   【Home】

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旅の日記


【準  備】
【 1日目】
【 2日目】
【 3日目】
 
旅の準備
出国・束草・アバイ村
雪岳山(ソラクサン)・アバイ村
江陵・正東津・統一公園
【 4日目】
【 5日目】
【 6日目】
弘大(春のワルツロケ地)
北漢山国立公園・北村・仁寺洞
仁川空港・帰国
2007年6月17日 日曜日
〜北漢山国立公園の登山口ってどこ?〜

朝8時。今日もいい天気だ。登山日和だなぁ???
今日は、みんなで北漢山国立公園で軽く山歩きだ。

昨日、観光案内所で行き方は聞いた。まずは、地下鉄の景福宮駅へ。ここから1711番のバスに乗って終点で降りると登山口だと教えてもらっている。
ソウルは大都会である。地下鉄の出口なんていっぱいある。何番出口を出て、ここを右に曲がったバス停で・・・なんて聞いていない。
しかし、大丈夫なのである!? 韓国は登山人口が多い。地下鉄に乗ると登山ルックの老若男女がいっぱいだ。
ついていくだけ・・・。つけていくだけ・・・・。

景福宮駅では、多くの登山ルックが降りる。ついていく。ふふ・・、しばらく歩くと1711と書かれたバス乗り場に到着。
バスは大混雑だ。しかし・・・・、あれれ? 登山ルック少ない・・・? 観光案内所のおばちゃん、これで終点って言ったよな?
バスは走るにつれ、乗客が降りていく。当然だけど・・・。空いた車内、登山ルックはおじちゃんが1人になってる。あれ〜、間違えた?
「あの、おじちゃんと一緒に降りましょう!」頼みはおじちゃんだけである。

バス車内から、道を歩く登山ルックの人々が見える。おじちゃん、降りる準備をしている。よしっ!降りるぞっ!
こうしてバスを降り、おじちゃんをつける・・・・。すぐに登山口に到着だ。北漢山国立公園の看板がある。
この北漢山国立公園は、いろんな登山口や登山ルートがあるようだ。

管理人のようなおじさんが立っている。お金払うのかな? 払おうとすると要らないと言う。
シールを持っていて、表に貼るように言われる。訳わからん・・・。「イルボン(日本)・・・。」とつぶやく。
すると、貼る場所を教えてくれる。入山人数の調査???



〜迷宮? 別世界へ迷い込む・・・。〜

いきなりキツイ坂道が続く。しんどいよぉ〜。
しかし、こんな暑い日は、街中を歩くよりは涼しく快適だ。緑がまぶしい。
しばらく歩くとお寺がある。大きな仏像が見える。韓国の山には必ずお寺・・・。

仏像の横に獣道のような道がある。誰も歩いていない。しかし、クライマー達には魅力的らしい。
王道をハズレ、獣道を進む。めっちゃ急である。キレイでもない・・・・。これ、どっかに繋がってるの?
10分ほど歩くと、人の声が聞こえる。あぁ、よかった。人がいるのだ。声を頼りに進む。

小さな祠のようなものがある。数人の人がいる。手を合わせ挨拶をしてくれる。
誰もがにこにこと柔和な顔をしている。
「イルボン・・・。ハングルマル、モルラヨ〜。」(日本・・・。韓国語、わからへん)と得意の韓国語で応対する。

洞窟? 手招きをされ、小さな洞窟のような場所に入る。中は大きな部屋になっている。お祈りの部屋だろうか?
何だろう? ここはどこ? 熱心な仏教徒達のような気がする・・・。

すぐに部屋を出る。イスをすすめられる。そして、冷たい水を供される。めっちゃ冷たく美味しい。ありがたい!
地図を見せながら、これからのルートを教えてもらう。まぁ、よくわからないのだが・・・・。

山の中、まるで別世界のような空間にしばらく身をおく。柔和の顔の人たちと話す。
こんな予期せぬ出来事が旅の醍醐味なのかもしれない。
祠にお賽銭を供え、ラビリンスに別れを告げる・・・。現実の世界へ戻ろう。



〜北漢山城の城壁を歩く。〜

ラビリンスを出ると、そこからは、キツイ坂道が続く。
こんな道、誰か通る? 道なき道ってこんなん? あぁ、ツライ・・・・。誰ともすれ違わない・・・。
こんなトコで、日本人パーティ遭難なんていやだよ〜。

しかし、なんとか王道にたどり着く! 大勢の人が歩いている。あぁ、よかった。
クライマー達もホッとしているのがわかる。 自分がどこを歩いているのか全くわからないのは、百戦錬磨のツワモノ達でも不安なのだ。普通の人間やったんやぁ〜。

しばらく歩くと、城壁の門に到着。昔々、外敵の侵入を防ぐために築いた城壁。こんな山にすごいなぁ〜。延々と城壁が続いている。
そして、数キロごとに門。見応えがある。
門のそばでは、大勢の登山客が休んでいる。ここからはソウルを見下ろせる。昔々は敵の侵入を見張ったのだろうか?

城壁の沿って、山頂を目指す。どの峰の山頂かは不明だが・・・・。
頂上付近は、大きな岩だらけ・・・。韓国の山って頂上は岩が多いなぁ。手すりもないので怖い。
相変わらず、びびりながら景色を眺める。おぉ、南山タワーが見えるではないかっ!素晴らしい。

さぁ、そろそろお昼だ。食べる場所を探そう〜。



〜韓国の川床料理?〜

少し下山。そこかしこと人が溢れている。食べる場所を探すのに一苦労!
こんな汚い石の上はイヤだとか、ここは通り道だとか、ねえさんがわがままを言ったからでは決してない・・・。

昨夜、ロッテマートで買ったキムパブ。美味しいなぁ〜。ぱくぱくぱく・・・。
ごはんに、海苔、卵、ソーセージ、ゴマ、漬物、野菜・・・。栄養食だよなぁ。山歩きにぴったりだ。

こんな簡単な昼食で満足し、山を降りる。今度は、人通りの多い道を行く。どこに出るのだろう?
しばらく歩くと、川沿いの道となる。川遊びをしている人々が多い。冷たくて気持ちがよさそうだ。
突然、クライマー1が早足になる??? えっ、ねえさん付いていけない・・・。待ってよぉ〜。
「トイレ・・・」とぶつぶつ言いながらはや歩き。ははは、こんな人の多い山では、隠れてできない。
しかし、天の助け! お寺のトイレがあった。臭い、超原始的なトイレだが・・・。

一安心で、またぶらぶらと歩き出す。さて、川沿いには色とりどりのパラソルが見える。
そのパラソルの下には、ござが敷かれている。そのパラソルの下で、お鍋や料理を楽しむ人々が見える。これは韓国版「川床料理」だなぁ〜。 風流さはまるでないのだが・・・・。登山道にある食堂から料理を運ぶようだ。こんな風に山と川を楽しむのだな!

そして屋台街が続く。アスファルトで舗装された道が続き、下山となる。
こちらがメインの北漢山の登山口らしい。屋台や人がいっぱいだ。みんながアイスクリームを食べる中、ひとりおでん(700w)を食べるねえさんである。 バス停の場所を、屋台のアジュンマ(おばちゃん)に聞き、ぶらぶらと歩く。無事でよかった。



〜そして出発点の景福宮駅へ戻る。〜

バス停には長蛇の列だ。あぁ、ホント登山人口の多い国だなぁ。
最後尾に並ぶ。程なく1台のバスがくる。どこ行きだろ? みんな乗ってるから乗ろう〜。
しかし、乗れない・・・。ぎゅうぎゅう詰めで満杯。次のバスを待たなきゃ・・・・。

またバスが来る。今度のバスは乗る人が少ない。行き先を見る。漢字で議政府と書いてある。
あっ、ここ知ってる。チャングムテーマパークの乗り換え駅や! 方向違うな。だから乗る人少ないんやな。

10分ほどで、最初見た704番のバスが来る。みんな乗る。よしっ、今度は乗れたぞ〜。
「地下鉄の駅が見えたら、降りますからっ! 窓の外、注意して見ててクダサイ!」と指令を出す。
しかし、こんな指令を出したところで、見つけるのはねえさんの役目である。しばらく走ると、地下鉄の駅が見える。
降りるぞ〜。ピンポン押して〜。結構な人が降りる。みんな地下鉄に乗り換えるのだ。その駅は、3号線の旧把発駅だった。

こうして路線バスを乗りこなし、地下鉄で、朝の出発点、景福宮駅で降りる。
駅名の通り、ここは王宮のある駅だ。駅を上がると、ちょうど衛兵交代式が行われている。ラッキー。
しばらく見学。多くの観光客がいる。西洋人の姿も多い。衛兵交代が終わり、門に近づくと止められる! あっ、チケットいるんや。
ここから覗いとこか〜。うん、キレイやなぁ〜。

あぁ、暑い・・・。パッピンス(カキ氷)食べたいなぁ。



〜北村って何のロケ地?〜

景福宮を後にし、北村へ。暑い〜。北村行ったら、パッピンス(カキ氷)あるかなぁ。
北村は伝統家屋が残る街並み保存地区のようだ。プッチョンキルという道を歩く。
「この辺に、ユジンの家があるなぁ〜! 行こか!」こんなじじいはみんな無視する。勝手にどうぞ〜。
ちなみにユジンの家とは、かの冬のソナタのヒロインである。

プッチョンキルを右折。すると、いろいろな食堂や、カフェがある通りがある。若い人たちが多い。
大行列の餃子屋(?)さんがある。並びたくないし・・・・。パッピンスないなぁ〜。
カメラを持った一団が歩いている。あるカフェの前で写真を撮っている。何のロケ地?????
大学の写真クラブのようだ。ロケ地は関係ないか・・・・。あぁ、何でもロケ地だと思ってしまう・・・。

パッピンスがない。暑さに負け、アイスカフェモカ3200wを買う。あぁ、ウォンは高いなぁ〜。
カフェで一休み。登山の疲れが取れていく。

少し元気になり、南へ。目指すは仁寺洞。日本人旅行者にも大人気の街だ。
韓国伝統の工芸品を扱う店や、伝統喫茶が軒を連ねる。

日曜日の午後、仁寺洞は人で溢れかえっている。ここには西洋人の姿も目立つ。彼らは伝統工芸が好きだもんな。
そんな人で溢れた仁寺洞に、ひと際、人で溢れかえっている場所がある。何だろう?
みんな並んでる。並んでポップコーンもらってる!? ねえさんにもくれる? ダメもと・・・。並ぼう〜〜〜!



〜麗しの仁寺洞でカンツォーネの夕べ〜

訳もわからず行列に並ぶ。順番が来ると、ポップコーンを手渡してもらえる! ラッキー。
あっちにも行列あるやん。並ぼう〜。今度はアイスクリームをもらえた。超ラッキー!!
いったい何のイベントやろ? ハングル読まれへんからわかれへんなぁ。
おっ! セルフのコーヒーやお茶もあるやん。これももらおう〜。

麗しのソレント〜って歌いだしたくなる!? うん? カンツォーネ?
奥の広場では、イスとテーブル。そして大型スクリーンではカンツォーネが流れている。
しばし、テーブルで休憩。カンツォーネを聴きながら、タダのアイスクリーム。至福の時だ。

さぁ、仁寺洞探検だ。行列のできている屋台。手軽なお土産品から、高そうな工芸品まで、いろんなモノがある。
観光客向けのサービスだろうか? なんだか昔の服を着た人たちのパレードもある。面白いなぁ。
ついつい、豚のおもちゃを衝動買いしたりと、楽しい街歩きだ。

さぁ、そろそろホテルのある鍾路の方へ帰ろう。
鍾路には、いろいろな食堂がある。最後の晩餐は何食べよ?



〜ダイヤモンドだね〜!?きらきら輝く清渓川。〜

鍾路まで来ると、いろんなチラシ攻撃が始まる!?
レストランの客引きである。何食べる? くるくると物色しながらチラシをもらう。どうしよ?
チラシを吟味。よしっ! 最後の晩餐は、一番最初にもらったチラシの店に決定〜!

「チギョプサドン」という店は、キムチチゲ(鍋)とサムギョプサル(豚の三枚肉の焼肉)が同時に楽しめるレストランだ。
豚を焼く鉄板の周りに、ドーナッツ型の鍋があり、そこでチゲを温める。面白い構造の調理器具だ。
テレビやガイドブックにも紹介されている食堂だ。

さて、店内は若者ばかり。うん、若者ばかりの意味が食べ進むうちにわかる。豚が、脂身多すぎっ!
最初の一口は美味しいが、だんだんと脂身がイヤになる。 あぁ、じじばば軍団にはちとキツイ・・・・。
まぁ、面白いもん食べれたし、いいね?

食後は、清渓川で夕涼み。大勢の人々がいる。
冷たい小川に素足を浸して、見上げるソウルの街。ブラウン管じゃわからない景色がみた〜い! ソウルっ子になった気分で、夕涼み。

明日は帰国だ。朝食にキムパブ(1000w)を買い、ホテルへ。
今回も充実の旅だった。これだから、トシをとってもやめられない〜。(古い歌でした。)



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北漢山国立公園

衛兵交代

衛兵交代

北村

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