| 2006年10月7日土曜日 |
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〜モントリオールのユースで朝から一仕事？〜
目が覚めたら、まだ３時である。うとうとしてるがもう眠れない。４時ごろ眠るのをあきらめる。 暗闇の中、なんとか着替え、荷物をひっつかみキッチンへ。大部屋は早朝の出発時が気を遣う。 早朝出発の時は、夜のうちに荷物をすべてまとめておく。起きたら荷物を持って外にでて、シャワールームで着替えるのがいいだろう。 キッチンでカフェオレを飲んでいると、スタッフがねえさんの元へ。 「ニホンジン デスカ？」と声をかけてくる。日本人ってわかるのかなぁ？ ユースの掲示板に貼られている日本語の案内を訳してほしいと言う。 格安、ユースホステル〜空港送迎 ２５ドル 信頼 安心 エトセトラ・・・・。 は〜い、超簡単よ。ペラペ〜ラと訳してあげよう！ 「市内〜空港間のタクシーは35ドルが協定料金なのに。ぶつぶつぶつぶつ・・・・」とスタッフが言う。 う〜ん？ 日本人を狙った新手の犯罪か？ ワーホリ組のアルバイトか？ 安い話には気をつけろ！ これ教訓！ もちろん、掲示物がはがされたのは言うまでもない。 じじいと踊り子も順次やってくる。カフェオレを入れてあげよう。 ５時２０分、ユースをチェックアウトし、ＶＩＡ鉄道の駅へ向かう。セントラル駅には、６時前に到着。 予約はネットで済ましている。モントリオール〜トロントが超早割りで85.12ドルだ。もちろん一番安いクラスである。 まずは、e-ticketを普通のチケットに交換する。これで手続きは終了だ。簡単。 続々と人が集まる。おぉ、やはりここはメープル街道。胸に輝くトラピーバッチの団体もご登場だ。 メープル街道ツアーのウリのひとつが、ＶＩＡ鉄道での移動である。 6時35分、13番ゲートが開きホームへ向かう。モントリオールからトロントへ向かう場合は、左側に座るのがよい。 オンタリオ湖が左手に広がるのだ。さぁ、左側席はとれるのか？ 列車に乗り込むと、な、なんと、並んでいなかったトラピー団体が座っているではないか！？ 裏口入場であるっ！ ひどいっ！ そんなこんなで、左側席は取れず、右側の４人がけシートに落ち着く。しかし３人で使えたので結果はよかったかも？？？ すぐに車掌がやってくる。「エイゴハ、シャベレマスカ？」 「イエス、オフコース！」とじじいが当然のように答える！？ お〜い、じじいっ！ いつから英語喋れるようになったんやぁ？ この席はエマージェンシーシートだったのだ。列車が緊急事態に陥った場合、車掌を助け、乗客を安全に車外へ誘導する役割を担う。 こうして、車掌から緊急時のレクチャーを受けるねえさんである。じじいは聞くフリをしてるだけ・・・。 要は、ハンマーで窓を叩き割り、避難通路を作ればいいだけであるが・・・・。 この車両の約半分、４３人は日本人のトラピー団体である。（数えたっ！） 火事場は得意なめ組３人衆！？ トラピー４３人の命はこのめ組のねえさんが預かったっ！ 心配ないぞ〜！ えっ？ 誰も心配してないって？ いやいや、事故は突然に・・・。心構えが大切なのである。 こうして、じじいと踊り子の世話だけでなく、トラピー４３人の安全確保もしようと勝手に決意したねえさんを乗せ、列車は動き出す。 西へ西へと・・・天竺へ〜〜〜〜。あっ、トロント行だった・・・。 列車出発は6時55分。西の空には月、東の空には太陽が輝く時間だ。 走り出してしばらくすると、車内販売が始まる。「コーヒー飲みたいっ！」と言うじじい。 眠っていた踊り子も、そこだけは反応し「わたしも！」と口を出す。 他の乗客が注文するのを聞いていると、コーヒーは1.75ドル。許容範囲だ。注文しよう。 英語は喋れると大見栄を切ったじじい、だまっている。英語力がばれないように、どもらないように注文しなきゃ〜と緊張するねえさん。 あぁ、ちょっと噛んだ・・・。うるうる・・・・。 あったかいコーヒーと、手持ちの食料で朝食。昨日大量に買ったぶどうがデザート。 ＶＩＡ鉄道の窓は大きい。車窓にはきれいな景色が広がる。山がない景色。延々と平野が続く。日本では決して見ることのできない景色だ。 「世界の車窓からだ〜！」と感嘆の声をあげるねえさんに、「それ、朝日とちゃうんか？」と朝日キライのねえさんにすかさずイヤミを言うじじい。 ほのぼのとした会話が続く車内である。 トロントが近づくと、おぉ、見えた〜。左側にオンタリオ湖が広がるっ！ 大きいっ！ これが湖？ きらきらと湖面が輝いている！ 永遠に続きそうだ。ホント、大きいっ！ そして、右手には街が現れる。トロントだ。トロントのランドマークＣＮタワーが見える。 12時、トロントに到着だ。約５時間の車中、退屈することがなかった。 列車を降り、地下鉄に行こう。しかし、じじいが他の乗客の方に付いて行く。 「じじいさ〜ん、地下鉄のマークはこっちです〜。」 「そやけど、みんなあっちへ行くやないか？」 「みんなは地下鉄に乗らないんでしょ！」 踊り子と２人、じじいを必死で説得し、地下鉄ユニオン駅のホームへ連れて行く。 駅でデイパス（地下鉄、バス、ストリートカー１日乗り放題券8.5ドル）を購入する。 今日は土曜日。トロントでは土日祝、１枚のデイパスで大人２人が有効だ。なので３人で２枚のデイパスで良いのだ！ さぁ、お昼ごはんを食べに行こう。 「飲茶が食べた〜い。」と踊り子。 「きゃぁ、飲茶〜。 食べた〜い。」とねえさん。 「ヤムチャって何や？」とじじい。 こんなじじいは無視し、チャイナタウンへ向かう。 地下鉄セント・パトリック駅で下車し、チャイナタウンを目指す。すぐに漢字の世界に突入だ。 すぐに飲茶のレストランを発見。「あっ、飲茶や！」とねえさん。 じじい、つかつかとレストランの中へ入っていく。お〜い、普通、ここ美味しいかなぁ？とか、もう一軒見てみる？とか考えるやろ〜。 店に入ると、まずは中国菓子がたくさん陳列してある。その奥がレストランだ。中国人で大賑わい。 運よく、テーブルが１つ空いた。勝手に座り、「メニュー、プリーズ！」と叫ぶ。 伝票（注文書）が渡される。食べたいものにチェックをし、個数を書き込めばいいようだ。 漢字と英語の２重表記。これは助かる！ もちろん、ねえさんがすべて適当にチェックをする。メニュー選びに時間はかけない！ まずは、海老シュウマイ、春巻き、鯛ごはん、ちまき、蟹スープ。 「っで、このシュウマイがヤムチャか？」 「お茶を飲みながら、点心を食べることを飲茶って言うんですよ〜。」 「何や？ それは中国料理やないかっ！ 最初から中国料理って言えっ！」 こんなほのぼのとした会話を楽しみつつ、この飲茶の美味しさには感激の３人衆！ 鯛ごはんの美味しさといったら、そりゃぁもう・・。 「もっと頼も！ もっと頼も！」と追加注文。 今度も適当に、大根もち、豚しゅうまい、豆腐、マンゴープリン、エッグタルトを注文。 あぁ、ここのエッグタルトは絶品である！ 満腹で動けない・・・。しかし客が次から次だ。席を空けよう！ 食べまくり、合計22.52ドル！ 安いっ！ 散歩がてら、中国人街のショップをぶらぶら。活気のあるチャイナタウンである。 漢字がなくなり、なんか茶色の教会みたいな建物が多くなる。 ぽかぽか陽気、散歩をしていると汗ばんでくる。次々と服を脱いでいく。モントリオールよりかなり暖かい。 「お腹が痛いっ」と突然じじいが騒ぎ出す。食べすぎやろっ。根性なしやなぁ〜。 ちょうどいいところに救急病院の看板がっ。「そこ入ろっ！」と躊躇なく駆け込む。 いえいえ、単にトイレを借りるだけである。なんとか間に合ったようだ。ふぅ〜。 ポルトガル人街を北上して行くと、イタリア人街が現れる。いったいトロントの街って・・・？？？ 歩き方には１０のエスニックタウンの紹介がある。街並みがまるっきり変わるんだから、すごいとしか言いようがない。 道路にはストリートカー（路面電車）が走っている。乗りたいっ！ 停留場がわからない。 しばらく歩きながら観察する。 みんな、信号のそばで乗っている。信号のそばを良く見ると、小さな停留所のマークがある。 よしっ！ 乗ろう。すぐにストリートカーが来る。デイパスを見せて乗り込む。目指すは、コリアンタウンである！ お昼に米はたらふく食べた。日本庶民が海外で米の次に欲するもの、それはインスタントラーメンである！ 母がパートに出なければ生活できない庶民の家庭に育った三人衆。じじいの場合は妻を働かさなければ生活できない家庭かなぁ？（あぁ、また怒られそうや・・・。） 何故か海外では、忙しかった母の助っ人「インスタントラーメン」が恋しくなるのだ！ しかし残念ながら、最近のインスタントラーメンは韓国産に負けているっ！ どうか日清さん、巻き返してくれ〜。 そんなこんなで、「晩ごはんのラーメン買いに、韓国人街へ行こう〜！」と全員一致。 食べるためには労力を惜しまない三人衆、食べるついでに観光をする三人衆である。 しばらく歩くと、懐かしいハングル文字が目に飛び込む！ コリアンタウンに到着だ〜！ 「あっ、ビビンバや。カルビや。カムジャタンや〜。」と食べ物名のハングルだけは読めるねえさんである。 食堂や変なショップがいろいろある。歩いている人はもちろん韓国人がほとんどだ。 スーパーマーケットを見つける。さぁ、韓国最高峰の三養ラーメンを探すぞ〜！ すぐ見つかる。（＊韓国最高峰三養ラーメン・ねえさんの独断） じじい、オニオンリングを探している。冬ソナでユジンが食べていたのだ。踊り子、義理土産を探し出すが、ここは韓国スーパーだと気付き我に返る。 「ポイントカード、モッテマスカ？」と韓国語で聞かれる。（なんとなくこう聞こえた。） 「アニヨ〜。」韓国語でいいえと答えるねえさん。何で、トロントくんだりまで来て、韓国語で会話せなあかんのやっ？？？ 英語喋れ〜！！ 郷に入れば郷に従え・・・このことわざを知らないのか？？？と妙に腹が立つ・・・。 本国より２〜３倍の値段はするであろう、三養ラーメン２個、オニオンリング１袋、そしてねぎ１束を買い、今日の夕食は確保する。（合計4.95ドル） さぁ、一度ユースに帰り、チェックインをしよう。今度は違う通りからストリートカーに乗ろう！ ストリートカーは頻繁に運行され、車窓見学も楽しめる。旅行者にはぴったりの乗り物だ。 スパダイナ通りを南下するストリートカーに乗る。途中、活気のあるチャイナタウンが車窓見学でき、乗ってるだけで楽しめる。 ストリートカーを乗り継ぎユースへ。トロントの街歩きにはストリートカーをぜひオススメする。 このトロントのユースホステルのフロントの英語は容赦がない！ こっちは日本人だよ〜。もちっとゆっくり喋ってくれよ〜と言いたくなるくらい早口だ。 スタッフ全員がそうである。大都会のユース、出入りする人も多い。親切に対応する時間も余裕もないのだろうが・・・。 しかし、なんとかねえさんのヒアリング能力で対応できた。対応できるので早口なままだったのかもしれないが・・・。 踊り子よりは、じじいの方が多少英語能力は上である。といっても英語力ゼロなのだが。そのじじい、まるで理解していない。「カナダ人は冷たい・・・。都会は怖い・・・。」とつぶやく。 「サンニンデ プライベートルームニ シマショウカ？ オオベヤ リョウキント アマリ カワリマセン。ダブルト シングルノ ニダンベッドノ ヘヤ デス。」 プライベートルーム１室89ドル。一人当たり29.70ドルだ。大部屋料金より１〜２ドル高いだけ。よしっ、それにしよっ！ 「ハイ、オネガイシマス。」とプライベートルームに決めたねえさんである。 支払いを済まし、キーをもらう。コインロッカーから荷物を取り部屋へ。 「えっ〜？ どうやって寝るん？」と驚愕する三人衆。 ダブルとシングルの２段ベッドの部屋と聞き、ダブルベッドが１つと、シングルの２段ベッドが１つ（上下に二人寝れる）と想像していたのだが・・・。 なんと、下段がダブル、上段がシングルのピラミッド型の２段ベッドだったのである。初めて見たよ、こんなベッド！ ダブルに２人寝て、シングルで１人寝る。合計３人のプライベートルームである。あぁ、フロント嬢の英語は正しい。 しかし、こんな形のベッドは想定外！ 困った、困った。 って困る必要など何もない。 じじいを床で寝かせばいいだけだ〜！ 「この床、寝心地よさそうですね。」 「そうそう、ベッドのマットレスはやわらかすぎますよね。」 「健康には、床のじゅうたんくらいがちょうどいいんですよ。」 こんな会話を機関銃のようにじじいに浴びせる。じじい、その気になってくる？？？？？ ふふふ・・・。 そんなことより出かけなければっ！ オンタリオ湖に沈む夕陽を見に行こう〜！ 車窓にはオンタリオ湖が広がる。やっぱり、ストリートカーはいいなぁ。 博覧会場で降りると大勢の人が！ なんかコンサートか試合でもあるのかな？ ぶらぶらしてると、男の子たちが「シャシン トッテクレ〜！」と近づいてくる。仕方なく撮ってあげる。 外人が珍しいのか？ しかしトロントは人種のルツボであるが・・・・。 さぁ、そろそろ夕陽だ。ハーバーフロントのベストスポットに戻ろう。 またまた、じじいが違う方向に行こうとする。あぁ、ホントに・・・・。 なんとかストリートカーに乗り、オンタリオ湖のクルーズ船発着所へ。賑やかな場所だ。 ディナーのお皿がセッティングされた観光船が停泊中である。ぜ〜んぜっん、うらやましくないぞ〜！ 夕陽に輝くオンタリオ湖をしばらく眺める。湖面が夕陽に染まる。 背後には高層ビル群がそびえる。都会と自然が見事に融合する。 観光船には次々と人が乗り込む。そして夕陽のオンタリオ湖へと出航していく。 さぁ、ユースに帰り食事にしよう。 そのためか、キッチン、食堂共あまりきれいではなく、狭いっ！ ねぎ＆マッシュルームを大量にぶちこんだ韓国最高峰の三養ラーメンを作る。 韓国のインスタントラーメンは分量が多いので２個を３人でシェア、残りのスープで雑炊予定だ。 食堂がいっぱいだ。じじい、日本人のかわいい女の子のテーブルに行き、相席をお願いする。 いつの間にか、ラーメンもあげている。すばやいっ！ 「ラーメン、美味しいなぁ〜。」と恋しいインスタント袋麺を食べれて感激の三人衆。 残りのスープの雑炊には、玉子をぶち込み、日本製インスタント玉子スープなんてのも入れたので、和風ピリ辛雑炊の完成。 デザートはモントリオールで大量に買ったぶどうにキウイ。 インスタントでも、野菜と果物の摂取は忘れない！ さてさて、食後は日本人の女の子と情報交換である。合言葉は「歩き方持ってる？」 この個人旅行者向けガイドブック「地球の歩き方」は、ユース利用者なら１００％持っている。この記事や、地図を見ながら情報交換すると便利なのだ。 海外で日本人に会うのはイヤ・・・って意見もあるが、こんな風に情報交換もできるし、いろんな人と喋れるし・・・。いいもんだよ！ 今夜は洗濯をしなければっ！ ランドリーに行くと、洗濯２ドル、乾燥２ドル！ １ドルコインが４枚必要だ。ない・・・。 はじめてのおつかい、じじいを両替に行かすことにする。 しばらくするとすごすごとじじいが帰ってくる。「フロントにコインないんや〜。レジの中、見せてくれた〜。外へ行けって言われたんや！」 じゃあ、外へ行ってくればいいものを・・・・。帰ってくるなっ！ まぁ、かわいそうやな。みんなで外へ行こう。部屋着にスリッパのまま外にでる。うぅ、寒いな〜。 近くのコンビニで牛乳を買い、両替を頼む。あぁ、寒い、寒い・・・・。 じじい、洗濯の仕上がりを待てず熟睡。今夜のじじいのベッドは床である。 何度も踏んでしまったが、すやすやと眠っている。もっと踏んどけばよかったかな？？？？？ |
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ＶＩＡ鉄道
早朝なんで、写真写りが悪いですが・・・。ＶＩＡのモントリオールの駅には早朝より人がわんさかでした。 予約はネットで済ませていたので、プリントアウトしたＥ−チケットを窓口に渡し、予約時に使用したクレジットカードを提示します。 これで、切符をもらえます。座席は先着順（一番安いクラスだったので）、大きな荷物も自分で車内に持ち込みます。 早めに並んでいい席を確保しましょう。モントリオールからトロントへ向かう場合は左手にオンタリオ湖が広がります。 |
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ＶＩＡ鉄道の車窓から
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トロントの街並
石造りの教会があったり・・・
漢字の世界に突入したり・・・
ポルトガルの教会が現れたり・・・
 数日間滞在し、じっくりと世界各国巡りがしてみたいっと思った街でした。 |
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夕陽のオンタリオ湖
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韓国のラーメンご紹介
何故か海外で恋しくなる袋めん。最近は韓国ラーメンがお気に入り！ 三養ラーメン以外のオススメラーメンをご紹介しま〜す。
麺はなんとじゃがいもから出来ている！ しこしこもちもち、これがインスタント！？
でも日本人に食べやすいピリ辛味！ 激辛嫌い、でもピリ辛は好きな人にぴったりですね。 |
