写真左 遊覧船のチケット売り場。韓国人でにぎわっている。
写真中 海金剛。岩と岩との間に船が入り込んでいく。スリルがあり乗客から歓声があがる。
写真右 外島から帰るために船に乗り込む人々。
船乗り場付近には、ぞくぞくと人が集まる。200人位だろうか? 全員韓国人のようだ。「冬ソナ」おばファン発見できず!
船に乗ると、まず「酔い止め」の販売があった。ねえさん買いそびれ、後で後悔する。
そして、バッチが配られ胸につけるように言われる。何台もの船が出ているので識別のためだ。
案内人がよく喋り、説明してくれるがわからない。拍手しているところは、一緒に拍手しておく。
まず、海金剛を見に行く。要するに岩だ。別にどうってことないよ〜。岩の割れ目に船が入り込み停泊する。岩に船が当らないように技術がいるのだろう。
でも、だんだん気分が悪くなる。早く外島に行きたい!
やっとのことで外島到着らしい。案内人が、さっきから
「ハンシ!ハンシ」と何度も繰り返す。
これは、外島出発が1時だということらしい。約1時間30分上陸し、自由散策する。帰りの船の出発が1時なので遅れずに戻れと言ってるのだ。
到着し、気分は最悪になってきた。「酔い止め」(1,000w)を買う。Tomoは平気だ。
上陸し、まず外島入場料(5,000w)を払う。そして、トイレに駆け込む!
えっ〜!ドアに鍵がない!&ポッチャン便所だ〜!くさい〜!!
吐けない! 落ち着けない! ここは韓国か?
まあ、だんだんと気分はよくなり、観光する。地中海にいるような気分になる。とても綺麗だ。
「冬のソナタ」の不可能な家はちょっとがっかりする。木が所々傷んでいるのだ。テレビではもっと綺麗に見えた。
しかし、かなりよく整備された観光農園だ。「冬のソナタ」に関係なく訪れたい場所であった。
12時45分頃、ねえさん達は船乗り場に戻った。しかし、同じバッチをつけた人がいない!
「ハンシ」は違う意味だったのか? 降りるとき確認すればよかったと後悔する。
Tomoあせりだす。そして、
「よし、あの船に紛れ込もう!」と言い出す。
「無理だよ〜。バッチ違うし、どの港につくかわからないよ。」と諭す!
最終的に、従業員も帰るからその船で帰ろうと相談する。
1時2、3分前、同じバッチを付けた人が続々と集まりだす。韓国人はギリギリなんだ。
一安心し、船を待つ。程なく船が着き乗り込む。バッチを確認し、カウンターで人数確認をしていた。
30分程で港に帰る。乗り場とは少し離れた場所で船を降りる。船の降り場付近には、大型観光バスが15台程止まっていた。
韓国人の遠足場所なんだ〜!
乗り場に行き、さっきの兄ちゃんを探す。海鮮なべが食べたいと言ったが、高いのでやめておけと言われる!
そんなに貧乏そうに見えるのか?
キムパブやうどんが食べれる食堂に案内してくれる。兄ちゃんも食事に誘ったが仕事中なのでと帰っていった。
ホントに助かりました。ありがとうございました。
食堂のおばちゃんも親切だ。ねえさんたちが日本人で観光に来たとわかると、韓国語でいろいろ説明してくれる。
この辺りは、韓国人も好きでよく観光に来ると言っているようだ。外島がいいので行けと言う。今行ってきたと答えたかったが、
行くの過去形がわからない。ヨン様のロッテのCMを思い出し、「チョワイヨ(好きです)。ウエド(外島)!」と言っておく。
ヨン様、初めて役に立つ!!
食事後、タクシーでまた長承浦バスターミナルに戻る。晋州(チンジュ)に行き、そこで順天(スンチョン)行きに乗り換える予定だ。
長承浦バスターミナルは、ターミナルというより、空き地にバスが停まっていると言った方がいい!
切符売り場がない。運転手に聞くと、奥に事務所があるようだ。机が2つあるだけの小さな部屋におねえちゃんとおっちゃんがいた。
まったく日本語も英語も通じない。晋州に行きたいことはわかってもらえたが、相手の言ってることがわからない。
おっちゃんが、おねえちゃんに案内してこいみたいなことを言った。おねえちゃん、いやいやながらねえさん達をバスに連れて行く。
バスの中には、切符売りのおっちゃんがいた。ここは、バスの中で切符を買うようだ。
今までの会話と、そのおっちゃんの「チェンジ」という英単語でやっとねえさん達も理解する。晋州行きは15:19発だから、14:34発の統営行きに乗り、
そこで晋州行きに乗り換えろと言ってたのだ。
結局、朝出発した統営に戻った。到着後10分位で晋州行きのバスがあった。統営15:45発、晋州17:10着、5,700wだ。
晋州は、単に順天に行くための乗換に利用しただけだ。17:50発の順天行きがあったのでそれに乗ることにする。
ちょっとここで切符を買うのに苦労した。もちろん英語、日本語は通じない。切符は行き先別で窓口がかわる。順天行きの窓口で「サンチョン」と言ってしまった。
このバスターミナルには英語表記があり、スンチョンのスンは英語でsunと表記されている。ねえさん達は英語読みで「サン」と発音したのだ。
これだと泗川だ。「サンチョンの売り場は向こうだ。」と言われた。おかしい。窓口を2、3回たらい回しされ、ガイドブックを見せる。
「スンチョンだ。」と言われる。ねえさん達もハングル表記を見る。「サ」ではなく、「ス」と読めた!
お騒がせしました。
晋州17:50発、順天19:25着、5,600w。
バスを降り、旅館を探す。ここも、統営ほどではないがモーテルのネオンが見える。
ウロウロしていると、おばちゃんに呼び込まれた。
値段を聞くと20,000wだった。安い。不安で部屋を見せてもらう。昨日より綺麗だ! 決定。
お金を払い、荷物を置く。
さて、食事だ。バスターミナル付近をウロウロする。
すべてハングルでわからない。思い切って一軒の店に入る。
もちろん英語も日本語も通じないが、おばちゃんが身振りで説明してくれる。
おばちゃんの身振りでチキンだと思って注文したものは、蟹だった。
蟹だったら、手でチョキを作れよ〜と思う。
しかしおばちゃんは親切だ。蟹の食べ方も教えてくれ、食後にはコーヒーをサービスしてくれた。
いろいろと説明もしてくれたが、あまりわからなかった。
近くのパン屋で朝食を仕入れ、旅館に戻った。