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2005年4月30日 |
写真左 ムグンファ号の車内。乗った時はガラガラだった。座席も広く快適。
写真中 宝城駅。何もない田舎の駅だ。
写真右 宝城駅の左手にあった陸橋。この橋を渡ると「大韓茶園」行きのバスがでている。
旅館を7時半に出て、タクシーで順天駅に向かう。1,500w。
9時半から外国人向けのバスツアーがあるらしい。これに参加するか、電車の時間があえば、電車で「夏の香り」のロケ地・宝城(ポソン)(注1)に向かうことにする。
鉄道案内に行き、宝城行きの時間を聞く。9:00発にあった。それに乗ることにし、切符を購入する。3,000w.
鉄道案内は、外国人専用カウンターがあったが閉まっていた。英語も日本語も通じない。
約1時間あるのでコーヒーを飲んで過ごす。念のため20分程前にホームに行こうとしたが止められた。
ホームには案内があるまで入れないようだ。そのままぶらぶらしている。
出発10分ほど前、先ほど制止した駅員が手招きする。行くと、その駅員は別の女性の駅員に「この人達は日本人だ。電車まで
案内してあげてくれ。」みたいなことを言っている。「ジス ウエイ プリーズ。」と言われついて行く。
他の乗客は地下道を通っていたが、ねえさん達は駅員について線路を横切った。4番ホームにつき、程なく電車が到着。乗り込む。
乗車まで一緒に待っていてくれた。
車内はガラガラで、席も広く快適。途中の駅で団体さんが乗ってきた。宝城には予定通り10:01分に到着。
到着前、車掌がねえさん達を迎えにきてくれた。宝城で降りると引継ぎしてくれていたようだ!
なんて親切! 日本の鉄道会社、見習え!
宝城に到着! いなかの駅である。
韓国観光公社のサイトで、大韓茶園には駅の近くの陸橋を渡った所からバスに乗ると出ていた。
駅を出て左手に陸橋発見! 渡ってみる。 渡っているとバスがやってくるのが見えた。猛ダッシュする。
すると、バスのりば付近の売店(ジュースやタバコ)のベンチに座っている人達が「茶畑か? このバスではないよ〜。」
ようなことを叫んでくれた。観光客は茶畑に行くと思い叫んでくれたのだろう!
その人達に茶畑行きのバスの時間を聞いてみるが、わからない。(言葉が通じないだけかも?)
「タクシーで行けば?」みたいなことを言われたが「ポス(バス)。」と言うと、1人のおっちゃんが売店でバスの切符を買ってくれた。
850wと書いてある。おじさんにお金を渡す。そのまま15分ほど待っていると、バスが来た。
おっちゃんがバスの運転手に「この人達は日本人だ。茶畑で降ろしてくれ。」みたいなことを言ってくれた。
おっちゃん、ありがとう!
15分ほどで無事大韓茶園に到着!
行ってびっくり。大観光地だ!
大型観光バスが10台程止まっていた。マイカーも一面だ。
美味しいお茶の産地には、ガスが多いと聞くが、この日もガスが発生していた。残念!
それでも十分綺麗だ。11時前に到着し、1時間位ウロウロと観光していると雨が降ってきた。
大韓茶園の中には「茶葉料理」の専門店がある。そこで昼食をとる。
おいしい食事に満足し、次はやっぱり「緑茶」だ。
ここ大韓茶園には、最高級の「雨前茶」を1,000wで飲ましてくれる場所がある。そこを探していると
突然Tomoが叫んだ。「かばんがない〜〜!!」 2人で真っ青になる!
思い出せ! どこだ? 「さっきのレストランだ〜!」 Tomo、猛ダッシュ〜!
かばんは、レジで預かってくれていた。感謝!
ほっとして、美味しい緑茶だ。お茶屋の横にあり大賑わいだった。
一口飲む。超美味しい〜! 気分が和んでいく〜! ガブガブ飲む。
お茶屋で値段を見てみる。一缶50,000wだ。買えない・・・。記念に安いティーパックを買う。
さて次は、宝城茶園に行く。ここも「夏の香り」のロケ地らしい。(ねえさんはファンではないので・・・)
大韓茶園の入り口に客待ちのタクシーが2台あった。Tomoが宝城茶園の写真を見せるとすぐわかった。
タクシーで向かう。英語も日本語も通じないがよく喋る。15分ほどで到着、「ここはタクシーもバスも少ないから待っていようか?」
のようなことを聞いてくる。待っていてもらうことにする。運転手はメーターを見せ、「今、9,700wだ。次はここからスタートするから。」と
律儀に確認する。
運転手も降り、写真を撮ってくれたりと親切だ。10分ほどで車に戻って帰途につく。
ここはさっきの大韓茶園ほど人はいない。1台中型バスが来ただけだ。もちろん綺麗だが、「夏の香り」ファン以外の方は来なくてもいいと思う。
大韓茶園でゆっくり観光する方がおすすめだ。
次は宝城バスターミナルに送ってもらうことにする。電車は快適だが本数がない。
途中、景色の綺麗な所では車を止め、写真を撮ってくれた。30,000wだった。
宝城14:20発の光州行きに乗ることにする。「夏の香り」のロケ地・茂朱(ムジュ)リゾート(注2)に行くためだ。
茂朱行きのバスがよくわからなかったので、付近の一番大きなバスターミナルの光州に行くことにしたのだ。
光州には、16:00に到着。どしゃぶりだ。かなり大きなバスターミナル。バスを降り、歩くとすぐに日本語と英語の観光案内所があった。
茂朱行きのバスを聞くと、次は16:50発だという。ラッキー! それに乗る。12,600w、約4時間。
ターミナルでおやつを食べ、キムパブをテイクアウトする。サービスで水をくれた。
バスは51番乗り場から出発する。10分前一番前の席に乗り込む。30歳代の若い運転手。
この運転手のおかげで、長い4時間、退屈せずに過ごせた!
出発だ〜! どしゃぶりだ〜!
この運転手、どしゃぶりの中、路肩から自家用車を追い抜く! クラクションを鳴らしまくる! バッシングしまくる!
このバスはジェットコースターだ〜!最初の10分、怖かった! 自主的にシートベルトを締める。
しかし、すぐに気付く。身体が揺れない。快適な走行なのだ。急ブレーキも急発進もせず、カーブや水溜りの前の減速も巧みだ!
このバスに限らず、自家用車を追い抜いたり、クラクションを鳴らしたりは全てのバスで共通だ。何箇所かターミナルを経由するので
出発時間があるのだろう。
どしゃぶりでかなり渋滞していたのだろう。10秒も停車しないターミナルもあった。
走り出せば、また抜く! 一度抜こうとして、自家用車に蛇行運転をされた。運転手、苦笑い!
20:40分、茂朱に到着。最後まで乗っていたのはねえさん達だけだった。
運転手くん、ありがとう! 君に最優秀ドライバー賞を進呈する!
さて、茂朱バスターミナル周辺は寂しい。何もないのだ。
少し遠くにモーテルのネオンが3〜4軒見えるだけだ。一番近いネオンに向け歩き出す。
バスターミナルの裏手に橋があり、商店街になっている。もちろん営業は終わっている。その一角にネオンが見えた。
歩くこと7〜8分、ネオンに到着。英語でグリーンホテルと書いてある。子供連れの家族が出てきた。子供も泊まれるホテルだと安心し中に入る。
窓口もフロントもない。ウロウロしていると宿泊客らしいおっちゃんが「案内は3Fだ。」と教えてくれた。
3Fで「パン(部屋)イッソヨ(ある)?」と聞く。あるらしい。「オルマエヨ(いくら)?」と聞くと30,000wだ。適当な値段だし、他のホテルもないし、お金を
払い鍵をもらう。部屋は大きく綺麗だった。給湯器がある。さっそく茶園で買ったお茶をいれ、キムパブを食べる。美味しい!
ふぅ〜! 疲れた。 ゆっくり休もう・・・。
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(注1)宝城(ポソン)は韓国有数のお茶の産地。景色の綺麗さから映画やCMのロケ地になっている。
(注2)茂朱(ムジュ)リゾートは徳裕山(トギュサン)の麓に位置するスキー場、ゴルフ場、宿泊施設などを持つ複合リゾート。
(注意)ねえさんの旅の同行者は全てTomoと表記した。
友なのか、はたまた供なのかはご想像にお任せする。
(注意)日記中のハングル語は適当に喋ったものだ。ねえさんもTomoもハングルは喋れない。
(参照)食べたものや、泊まった所は、「旅のごはん」と「旅の宿」に詳細を記載。
(注2)
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大韓茶園
ガスが発生していたが、綺麗な茶畑。5月は一面の緑で一番美しい!
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宝城茶園
大韓茶園と違い、観光客も少なくひっそりとしていた。
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